「フィルジョーンズベースのアンプってどうなんだろう?ライブでも使えるのかな。」
この記事ではそんな疑問にお答えします。
この記事の内容
- フィルジョーンズベースってどんなアンプ?
- bass cubの特徴
- bass cubを使ってみた感想
- ライブでの使い心地
- 悪いところ
わたしはフィルジョーンズベース(PJB)のBass Cubを6年以上愛用しています。
主に自宅使用ですが、ライブや結婚式などでの使用経験もありますので実体験をもとにレビューいたします。
目次
フィルジョーンズベース Bass Cubを徹底レビュー!
フィルジョーンズベースってどんなブランド?

フィルジョーンズベースはベースアンプを専門につくるブランドです。専門ブランドならではのこだわりが詰まったハイクオリティなアンプを次々と生み出しています。
フラットでクリーン。ナチュラルで低ノイズ、原音重視なサウンドを得意としています。
Bass Cubの特徴
Bass Cubはフィルジョーンズベースのラインナップの中でも人気の小型ベースアンプ。

Model | Bass Cub2 |
---|---|
出力 | 110 W (RMS) |
スピーカー | 2 x 5″ PJBシルバーキャップSP |
EQ | 3-Band EQ (Treble, Mid, Bass) …各チャンネル |
インプット | 2 Input (Phone/MIC, Phone) 2-Channel seperate Preamp, (Ch1 : mic/hi/low select SW, Level, Treble, Middle, Bass), (Ch2 : mute/hi/low select SW, Level, Treble, Middle, Bass), AUX In (Level) |
アウトプット | Headphone Out, Tuner Out, Line Out, XLR Balanced Out w/Grnd Lift |
その他 | Master Volumex1、Input Gain Volume x 2(各チャンネル), Limmiter On/Off, Level |
電源 | 100/240ボルトAC |
本体サイズ | 304(W) x 246(D) x 249(H)mm |
重量 | 7.0 Kg |
カラー | Black, Red, White |
価格 | ■オープン (実勢価格:¥59,800 前後) JAN:4580228399866(Red) 4580228399859(Black) 4580228406274(White) |
持ち運びのできる小型タイプでありながら、110Wもの大出力でちょっとしたライブまで対応できる使い勝手のよさが魅力のモデル。
- 小さくて機能的なデザイン
- 極めてナチュラルなサウンド
- ライブでも使える大出力
- 専用キャリングバッグ
ひとつずつ詳しく紹介します。
小さくて機能的なデザイン
Bass Cubの見てまず驚くのがその大きさ。本体サイズ304(W) x 246(D) x 249(H)mmなので、上からみるとA4ファイルを一回り大きくしたくらいの大きさしかありません。

高さもペットボトルとちょうど同じくらいというコンパクトさ。

前面はスピーカーが2つ搭載されており、取り外し可能なカバーがついています。


側面の片方には横置きするときの足がついており、もう片方には持ち運びようの取手がついています。


背面は電源関係や、ラインアウト用のジャックがあります。

底面にはアンプ自体を傾けらる折りたたみ式のスタンド。これ結構使うのでありがたい。

肝心のコントロール部分です。Bass Cubは2系統インプットできるようになっていてコントロール関係は全てこの一画に収まっています。

全体のサイズがとてもコンパクトなので、家に置いても邪魔になりにくいのも助かります。わたしはパソコン机の下に置いていますが、ちんまりと収まってくれています。

質感たっぷりのクリーンなサウンド
これだけコンパクトでありながらBass Cubはしっかりとベースの音が鳴るのがすごいところ。
小さいベースアンプでありがちなのが、音は大きくてもスカスカで低音が響かないってやつ。そういうのが全然ないです。鳴らした感じは大きなアンプとそれほど変わりません。
- 芯のある上品なベースサウンド
- クリーンでノイズがない
- フラットでナチュラルな音
一言でいうなら、まさにフィルジョーンズベースらしいサウンド。
音を出してみて驚くのが、全域でぼやけずに輪郭がしっかりとした芯のある音であること。それでいてトゲトゲしさがなくてマイルド。
音のひとつひとつがよく聞こえ透明感があり、アンプ自体の個性が抑えられていていい意味で特徴のないサウンドです。
まさにクセがなく原音重視、ナチュラルという言葉そのものです。(私もこの自然なサウンドが決めてで購入しました。)
ライブでの使い心地
Bass Cubは出力が110Wと大きなアンプと同じくらいのパワーがありライブにも使えます。
以下は実際にライブで使用してみた感想です。爆音ライブでなければ大体使えます。
- バーなどの店内演奏
- 結婚式
- ストリートライブ
バーなどの店内演奏 PAなし
バーなどの店内演奏ならば十分に使用できます。
PAなしでもアンプをバンド側に向けることで、演奏者と観客と両方で聞こえるようにして使えていました。
ジャズやポップスなど比較的静かめな曲の演奏で使っていましたが、出力的にもまだ余裕がありそうなので爆音すぎなければロックなどでも使えると思います。
結婚式 PAなし
100人以上の結婚式でも全然使用OKです。
天井がとても高く反響などであまりよい条件ではありませんでしたが、PAなしのアンプ単体だけでも余裕でした。
余談ですが、結婚式のお客さんにベーシストの方がいらっしゃいまして、「音がいいね〜!」と褒めてくださいました。(だいぶ酔っていた様子でしたが。)
ストリートライブ PAあり
ストリートの場合はアンプ単体だと少し厳しい印象。音が発散していくのですこし物足りなかったように思います。
自分用のコロガシ用途には十分、全体を考えるならばPAが欲しいところです。
ちなみにBass Cubは2系統のインプットがありますので、小さいライブならばベースとギターをまとめて鳴らしたり・・ということもできなくはないです。
またアンプ自体が小さいので搬入や設営がすっごい楽です。手軽さや機動力が本当に高い!
専用のキャリングバッグもあるよ
ライブでの使用も十分可能ですが、問題は持ち運び。bass cubは専用のキャリングバッグも販売されています。

専用設計だけあってサイズ感はバッチリ。全体を覆う厚手のクッションでしっかりとアンプを守ってくれます。
アンプ本体の収納のほかに、ケーブル類を入れるポケットも付いています。

持ち手やショルダー部分は必要十分なつくり。
とはいえこのバッグだけで7000円くらいするので、頻繁に持ち運ばない方や、車で運べる場合は無理に無くても良さそうです。
使って思った悪いところ
あまり不満もないですが、実際に使っていてちょっと気になった点です。
- アンプを乗せる台がほしい
- 縦置きにすると操作しにくい
アンプを乗せる台が欲しい
絶対必要ってわけじゃないんですが・・。かなり小型なので、地面に直置きしたときにスピーカーの位置が低すぎて少し違和感があります。
コントロールの位置も低いと操作しにくく、椅子などに乗せるとちょうどよくなります。
縦置きにすると操作しにくい
もともとコンパクト設計のためボリュームやイコライザのつまみ同士の間隔が少し狭くなっています。
横置きだと問題ありませんが、縦だとやや操作しにくくなります・・。(全然操作できないってことではないです。)
縦置きメインで使いたいと考えている場合は使い勝手を見てから購入された方が良さそうです。
まとめ
以上、フィルジョーンズベースBass Cubのレビューでした。
改めてBass Cubの特徴をまとめです。
- 持ち運びできる小型サイズ
- しっかりとベースの音が鳴る
- PJBの高品質ナチュラルサウンド
- 結婚式やライブでも使用可能
Bass Cubはサウンドハウスやamazonなどで購入可能です。なかなか実店舗に置いていない場合も多いので見かけたらぜひ試奏だけでもしてみてください。音の良さに驚きますよ。