「原音重視なベースプリアンプがほしい!」
「どんな機種がおすすめ?」
✔︎この記事の内容
- 原音重視なプリアンプの紹介
- 原音派におすすめできないプリアンプ
→ナチュラルサウンドでさりげなく音質改善!
プリアンプとは、ゲインやイコライザーの調整によりベースの基本的な音質を調整するものです。
他のエフェクターと比べて地味な存在ですが、ベースのサウンドの根底となってくれるので演奏者側からするととても心強い存在です。
出張演奏とかで知らない機材を使うときでもプリアンプがあると欲しい音が再現しやすいです
この記事では、地味なプリアンプの中でもさらに地味な原音重視タイプのモデルを私の使用経験をもとに紹介していきたいと思います。
音の感じ方は人それぞれなので購入前に試奏することをオススメします。
目次
原音重視系プリアンプとは
原音重視の定義もないので私の主観で「こういうもの」という説明をしたいと思います。
✔︎原音重視プリアンプとは
- もとの音のイメージを崩さない
- パッシブ感を残したまま微調整ができる
→パッシブベースの良さを残しつつブーストしたい
パッシブベースのバズ感、ノイズ感を残したまま不足部分を補ってくれることが原音重視プリアンプに求められているところ。
パッシブ&シングルコイルの良さを生かしたいんです
元のベースの良さを生かしたいと思う人も多いようで、ベース界隈には原音重視派が一定数いるように思います。
原音重視プリアンプのおすすめ2機種
早速ですが私が今まで試してきた原音系プリアンプからおすすめを紹介します。
✔︎原音重視プリアンプのおすすめ機種
- EWS Tri-logic Bass Preamp 3
- AGUILAR Tone Hammer
→どちらも原音系では定番機種
どちらも比較的定番な機種で入手しやすいモデルなので楽器屋などで見かけることができると思います。
色々試した結果この2機種が最後まで手元に残った
それぞれ使用感をレビューしていきたいと思います。
EWS Tri-logic Bass Preamp 3
今回紹介する中でもとくに音色の変化が少ない機種です。
Tri-logic bass preamp3の特徴
- とことん原音重視
- 精度の高いEQ
- 本体が小さくて安い
→もとのベース音色を最大限生かしたいならこれ
音色はほとんど全くといっていいほど変化がなく(させようと思えばある程度できる)、サウンドの印象はそのまま全体をブーストしてくれます。
バンドで使っても誰も気が付かないくらいの変化のなさ
使用感としてはクセのない良くできたイコライザーといった感じで、欲しい音色に精度よく調整できるのが偉い。
しかも本体サイズがコンパクトで、価格も比較的低めということでかなり理想的な機種となっています。パッシブ原理主義者にも是非トライしてほしい。
AGUILAR Tone Hammer
アンプや組込みプリアンプでもお馴染みのアギュラーのプリアンプです。アギュラーならではのハイファイ感が魅力の機種。
Tone Hammerの特徴
- アギュラー独特のハイファイサウンド
- 音に高級感・艶感がある
- つまみの操作性が良い
→アギュラーの高音質が魅力!
Tri-logicと比べると音色の変化がありますが、とはいえ全体的にみるとクセのない原音系プリアンプといえます。
アギュラー特有のきらきらとした上品で高級感のあるサウンドが特徴で、このサウンドが受け入れられるかで評価が変わりそうな一台です。
軽めにかけることで原音感とアギュラーサウンドを両立できて気持ちいい
個人的にはアギュラーの音が好きなので、トーンハンマーとTLCコンプレッサーの2台があればどんな環境でもセッティングが決まります。
また操作性もよく、midの帯域を無段階で調整可能であったり、適度に重みのあるつまみが調整しやすかったりと使い勝手も良いです。
難点としては本体が大きく重たいため持ち運びしにくいことがあげられます(エフェクターボードに収まるサイズです)。
原音重視派におすすめできないプリアンプ
参考として積極的に音を変えていくタイプのプリアンプ2種類を紹介します。原音派にはおすすめできません。
✔︎音色が変わってしまうプリアンプ
- SANSAMP BASS DRIVER DI
- MXR M80 Bass D.I.
→どちらも超メジャー機種
サンズアンプとMXRはどちらもベースプリアンプとして超有名機種で、どこの楽器店でも見かけるアイテム。
いろんなところで紹介されているし実際使ってる人多いよね
どちらもプリアンプとして非常に強力な効果を発揮しベースの音をパワーアップさせてくれますが、音色が変わってしまうので原音派にはおすすめしません。
SANSAMP BASS DRIVER DI
ベースプリアンプの定番品。ドンシャリが得意なので派手な音にしたいときに使いたい機種。
サンズアンプの特徴
- ドンシャリでパワフルな音色
- どんなベースもサンズアンプの音になる
→原音派にはまずおすすめしない
どんなベースも強烈にサンズアンプのパワフルサウンドに変化させるので、ある意味頼もしい男気のあるプリアンプ。
人気の理由もわかるけど私には合わなかった
乱暴な言い方になりますが、なんでもサンズの音になるのでベース本体とかピックアップとか何でもいいんじゃないかと思うようなプリアンプです。
それくらい強力なので一度ハマれば強い味方になってくれることは間違いなしです。
MXR M80 Bass D.I.
こちらも定番アイテムですが比較的クセがなくオールマイティに使いやすいモデル。
MXR M80の特徴
- アクがなく使い勝手のいい音
- サンズに比べたら素直でおとなしい
→とりあえずプリアンプが欲しいならおすすめ
癖がなく使いやすい音色で、入手のしやすさもあるので「プリアンプ欲しいけどどんなのがいいかわからない」場合におすすめしたい機種。
原音重視派には物足りないけどたぶん殆どのベーシストの期待に応えられる音色
しっかり音をブーストしつつどんな方向性にも合わせられそうで、いろんな音楽ジャンルに対応できそうな雰囲気があります。
方向性決まっていないけど何でも使える機種を探しているならこれかと。
まとめ【原音重視プリアンプのおすすめはこれ!】
原音重視プリアンプのおすすめを私の使用経験をもとに選んでみました。
✔︎音色を変化させないプリアンプ
- EWS Tri-logic:原音重視ならこれ!
- AGUILAR Tone Hammer:上質感ならこれ!
→どちらもおすすめ!試してみてほしい
私はアギュラーの音が好みでハマったこともあってトーンハンマーに落ち着きました。
大きくて重いけど最高の音色で演奏できて大満足
ここに紹介した以外にもベースプリアンプはとても多くの種類があるので、ひとつずつ自分の好みを探すのも楽しみの一つ。ぜひ自分好みの一台を探してみてください。
色々なエフェクターを試しているうちに機材が増えてきてしまうので定期的に機材整理をおすすめします。
私の体験をもとに機材を高く売る方法などもまとめてみましたので参考にしてみてください。
原音重視派の私が最後に辿り着いたのはアギュラーのトーンハンマーでした