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大学で音楽系サークルに迷っているならば圧倒的にジャズ研がおすすめ

ジャズ研




高校から音楽をやっていて大学でも音楽サークルに入りたいと思っている人、または大学から音楽を初めてみたいとおもっているひと、もしもまだどのサークルに入るか迷っているならば断然ジャズ研がおすすめです。

幾つかオススメする理由をまとめてみたので、これをみてジャズ研に行ってみましょう。




ジャズ研ってなんだか堅い?いえいえそんなことありません。

一言にジャズ研といってもビッグバンドメインのサークルやコンボメインだったり、はたまた純粋に音楽を鑑賞するだけのサークルもあるかもしれません。

私がおすすめするジャズ研は複数人のコンボ(バンド)形式で演奏するスタイルのものです。

知っているようで知らない、ジャズとは緊張感を楽しむ音楽

ジャズと聞くと難しい、よくわからないという印象を持たれる方が多いでしょう。なんとなくオシャレでカッコいいと思いつつも手が出しくくとっつきにくいイメージがあるでしょう。

実際音楽的にも歴史的にも奥が深く一筋縄では理解の出来ないジャンルなのは事実ですし、そこに付け込んで知識自慢をしてマウントを取ってくる人種がいるのも事実です。ですが演奏者としてのジャズファンの多くは純粋に音楽を演奏することを楽しんでいます。

ジャズという音楽は決まった楽譜がなく即興演奏(アドリブ)で成り立っています。ベースやドラム、ギター、ピアノ、サックスやトランペットなどの各楽器同士が互いにコミュニケーションを取りながら曲を作っていきます。

ときにはソリストを煽って曲を盛り上げたり、またときにはトーンを落としてしんみりとした曲調に持っていったりと同じ曲でも一回一回の演奏ごとに全く違う内容になり、これがジャズの一番面白いところであり、予め決められたアレンジで演奏するロックやポップスなどの音楽と決定的に違っている点です。

より技量やセンスが問われ演奏者の個性が現れます。個性同士がぶつかり合い先の読めない展開、緊張感こそがジャズの醍醐味で、自分の演奏が思ったようにハマったとき、各楽器の意識がピッタリと合わさった瞬間、聞いたことのないようなフレーズが生まれた瞬間など、とにかく刺激に満ちた音楽なのです。

様々な縛りから解放されるため、個人的にはある意味かなりパンクな音楽だと思っています。曲をコピーするよりも、自由自在に楽器を弾きこなせるようになりたいと思う人はなおさらにオススメです。

レベル高くて難しそう・・・→ほとんど初心者ばっかりです。

ジャズには決まった楽譜がないと言いましたが、実際にはテーマと呼ばれる曲のメロディとコードが記載された譜面があります。スタンダードな曲のほとんどはA4一枚におさまる楽譜で、実際の演奏はテーマを弾いたあとに同じコード進行を使ってアドリブ演奏を行っていきます。

つまり最低限コード譜が読めて弾ける程度のレベルにならないと演奏をすることができないのです。

タブ譜でポジションを直接覚えるという方法が使えないので、コードポジションやスケールなど音楽理論的な域に入らざるを得ません。これってずっとコピーバンドをしていた人からすると相当にビビります。私もそうでしたがスケールなどって覚えても全然使いこなせる気がしませんよね。せいぜいペンタトニックでブルースっぽいフレーズが弾けたり・・でも他にどう使うんだ?という具合に。

でも安心してください。楽器経験がありペンタトニックスケールの一つでも覚えていれば上等です。

経験上多くの入部者はジャズはおろか楽器未経験者です。もともとジャズの演奏をしたことがあるという人はまずいません。(早稲田などの有名なジャズ研はちょっと違うかも知れませんが。)

楽器未経験者でもサークルに参加していれば自然と楽器の弾き方、楽譜の読み方、ジャズの演奏の仕方を覚えていきます。半年もすれば一曲を通して演奏できるくらいにはなります。実際私自身もベースもジャズも初心者の状態でジャズ研に入部しましたが、4年の頃にはジャズバーでホストミュージシャンとして活動できる程度のレベルに上達することができました。

もしもあなたが楽器経験がないためにジャズ研に入りずらいと思っているならば心配無用です。

ジャズ研って普段何やっているの?

多くのジャズ研では年に数回定期公演を行い、普段はそこを目指して練習を行う。といったサイクルで活動をしています。またセッション日を定め他の大学や一般の演奏者を読んでセッション会を行うなどしているところもあります。

自由に演奏できる場所があるサークルならば集まった部員でセッションをしたり、ひたすらに個人練習をしたりとかなり自由な活動が出来ると思います。このあたりもジャズの良い所で、編成やメンバーに限定されずに、その場にいる人だけで演奏ができます。

サックスやトランペットが居なければピアノやギターがメロディを弾きますし、極端な話ドラムとベースのデュオだけでも普通にセッションを行います。そこに別の部員が参加したり、入れ替わったりするなどしてメンバーも流動的です。

ギタリストなのにピアノを弾いてみたり、ピアニストなのにドラムをたたいてみたり他の楽器に挑戦してみるのもアリでアレコレやっているうちにマルチプレイヤー化するなんていうのもジャズ研あるあるです。

楽しいだけじゃない。ジャズをやることのメリット

ジャズはメンバー不定のセッション方式、アドリブ演奏であり毎回演奏内容が変わるところに音楽的な面白さがあります。一度ハマるとずっと演奏していたいほど飽きずに楽しめるんですよね。

でもジャズは演奏が楽しいだけでなく、他にもメリットがあります。

ジャズが弾ければ大抵何でも弾ける

ジャズを演奏するためには最低限の音楽理論や楽譜の読み方などが身についていないとできません。

逆に言うとジャズがそれなりに演奏出来るころには、基本的な理論や楽譜の読み書きが出来るようになるので、ジャズ以外の曲も弾けるようになります。

音楽理論はジャンルの壁を越えて共通のものですので、ジャズを演奏するために覚えたコードやスケールなどはそのままロックやポップスにも持ち込めます。具体的にはポップスなどのコード譜があれば曲に合わせた演奏ができちゃう訳です。

しかもポップスなどの曲にはアドリブソロをとる場面は少ないですから、難易度はかなり低いはずです。むしろ物足りなくなってボーカルの後ろでアドリブしてみたりアレンジを変えてみたりと遊んでみたくなるほどです。

また、ジャズの曲にはスウィング以外にもボサノバやサンバなどのラテン系リズムだったり、ワルツやバラードや16ビートのファンクなど曲調も幅広いので、曲調に合わせた弾き方というのも自然と身につき「こんな感じかな?」というノリで雰囲気弾けるようになります。これって結構重要です。

本家のプレイヤーからしたら「なんちゃって」演奏かもしれませんが、手も足もでなくて困ることはないです。ロックやポップスなども含めて幅広く弾けるプレイヤーになりたいと思うならば断然にジャズ研が良いでしょう。

セッション文化があり上級者と共演できるチャンスが多い

ジャズプレイヤーというのはその人口自体が多くはありません。

特に地方などに行くと非常に狭いコミュニティの中でコミュニケーションがとられているので、ちょっと弾けるようになると、多方面からバンドに誘われたりなどして活動の範囲がどんどんと広がります。

ジャズの性格上、色々なバンドを掛け持ちしたり、セッションなどで突発でバンドを組んだりなどいうことが多々ありますがそういった活動の中で上級者の方と演奏する機会も増えてくるので、より自分のスキルアップを図れます。

うまくいけば上級者のバンドに誘われてまた一段上の活動が出来たり・・・ということが普通にあり得ます。

卒業してからも長く音楽を楽しめる

一度見に着けた音楽技術は簡単には忘れません。

趣味としてながく音楽を続けたいと思う方は多いと思いますが、昔は弾けていたフレーズが指がさび付いて弾けなくなったり、古い曲のレパートリーばかりしか弾けなかったりして少しづつフェードアウトしていってしまうことも多いでしょう。

ですが音楽理論として覚えておけば、難しいフレーズは適当に簡略化することもできますし、最新の曲でもコード譜さえ見つかれば弾くことが出来ます。結果長く音楽を趣味にしていけるのです。

社会人になると同じ音楽趣味をもった人同士でバンドを組めるなんていうのはかなり難しいです。色々なジャンルに対応できる力があれば演奏できるチャンスもそれだけ多くなり、ちょっと参加してみてバンドと馬が合うかなどの確認も簡単です。

最後に

自由にセッションが出来る環境は大学サークルくらいしかない

冒頭で述べたように、ジャズという音楽は多くの人が印象をもつように難しい音楽です。

演奏するためには最低限の音楽理論を身に着けていなければなりませんし、知識だけでなくそれを実際の演奏のなかでどのように活用するかを身に付けなければなりません。

これらは一朝一夕で身につくものでなく、長い時間をかけてその感覚を体で覚えていくほかありませんが、大学サークルというのはそのような環境として最も適しているのです。

おそらく大抵のサークルは専用の部室をもち、ある程度自由に楽器を鳴らすことができるはずです。

その部室にはサークルメンバーがいて個々の楽器をもって日々セッションができる環境になっていると思います。この環境こそがジャズを身に着けるのにベストで、とにかくセッションを通して音楽的コミュニケーションに慣れていくことがジャズ的感性を身に着けるポイントなのです。

社会人になるとどうしても対人練習をする機会が少なくなってしまい、個人練習がメインとなってしまいます。アドリブセッションであるジャズを個人練習のみで身に着けるのは限界があります。

いつかは趣味でジャズやってみたいな~と考えているならば今の内に飛び込んでみましょう!