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長く続けたい音楽教室の選び方。レッスン以外の拘束時間をよく考えよう

レッスン




私は以前、都内某所の音楽教室に通っていたことがあります。

この音楽教室は名門バークリー音楽大学でジャズを学び、かなり良い成績で卒業されたというギタリストの方が主催していました。

よくある個人レッスンではなく、ギターやベース、ドラムといった楽器を一同に集めセッションをしながらバンドアンサンブルの中での立ち回りを学ぶことを目的としたちょっと変わったレッスンで、参加されている人もレベルが高かったのでとても勉強になる素晴らしい場所だったのですが、、、私はこのレッスンについていくことが出来ませんでした。

音楽教室に通うこと自体が初めてだったのですが、やってみて思ったこと、辞めてわかったことなど色々と思うところ

がありました。

とくに初心者の方など、音楽教室に通ってみたいと思われるとおもいますが実際に通い始めてもイマイチ長続きしない・・・というのもよくある話です。

音楽教室を探している方は辞めずに続けられそうなレッスンの選び方の参考にしてみてください。




レッスン以外の時間がどのくらい必要かを考えよう

課題を予習しないとレッスンについていけない

私が通っていたレッスンは月一回で、毎回の最後に次回の課題曲2~3の楽譜を渡されます。

レッスンの目的はバンドアンサンブルでの立ち回りなので、難しい曲自体を演奏することは殆どないのですが、アンサンブルが重視されるからこそ楽譜見ないで弾ける程度に練習をしておかなければいけません。

なぜならば演奏中に楽譜に注目していては、セッションの中でのコミュニケーションに十分に集中できずに意思疎通のできない独りよがりな演奏しかできないです。上手い人は演奏しながら楽譜を覚えてしまえるのでしょうけれど私にはそのスキルがありません。

セッション中はアイコンタクトやジェスチャーや、フレージングなどで曲の方針をみんなで共有しながら進んでいきますが、ここに参加ができなくなってしまいます。せっかくレッスン料と交通費と時間を割いて参加しているのにこれができなければ、ただただ他の参加者のバックバンドです。

それってなんだか勿体ないですよね。自分なにやってるんだろう。。と考えたりもしてしまいます。

ですが簡単な楽譜であっても、ちょっと仕事が忙しかったり、予定が重なったりするとなかなか練習する時間が取れず、ろくに準備が出来ないまま参加するということが何回かありました。。こういう時は参加するのも憂鬱で実際かなり凹みます。

別の音楽講師をしている友人の話ですが、やっぱり課題をやってこない生徒さんって結構多いらしく、それでいてレッスンで上手く弾けないものだから落ち込んでしまって負の連鎖的に辞めてしまう。ということがよくあるそうです。

レッスンのレベルに限らず、効率よく上手くなっていくためにはある程度の予習復習は必要です。

予習時間も含めてレッスンに参加できるかどうかというのが上手く続けられるかどうかの重要なポイントです。

見学に行った際に、レッスンの進め方や課題の有無などをよく確認しておいた方が良いです。先生に相談して負担にならない程度の内容にしてもらうなどしてもらえる可能性もあります。

移動時間も含めたトータルの時間を考える

レッスンは都内のスタジオで行われていましたが、電車の乗り継ぎなどの関係で移動に一時間半ほどかかる場所でした。思いベースを担いで一時間半を移動するのは結構しんどいです。。

レッスン時間も90分だったので、レッスンのために移動等を含めて休日の半日分を割いていたことになります。

もちろんレッスン自体はとても面白く勉強になるので、スタジオまで到着してしまえば楽しいのですが、そこにつくまでがつらい!

こういった特色のあるレッスンは講師の方それぞれの色があるので、参加してみたいレッスンが遠くだったりしてもその場に行かないと体験することができないです。同じような内容でも、その人の教え方やスタイル一つでまた違って感じてきます。

移動時間などの拘束時間を含めてそのレッスンに行く価値があるか?というのがまた重要になりますが、結局は先の予習時間と合わせてトータルに掛かる時間を上回る利点があると判断できるかどうかが問われます。

私の場合は、これがダメでした。

練習時間がとれずに遅れるとネガティブになってしまい、長い移動も億劫でますます嫌になるようなことが何回か重なって辞める決断をしました。もしももっと近い場所でレッスンを行っていたならば続けられていたと思います。

音楽教室に通って良かったと思うこと

まずレッスン内容自体は素晴らしい。

アンサンブルレッスンという少し変わった方式も初めてでしたし、バークリー直伝(先生が実際に学生の頃にやっていたという)の面白いセッションのやり方もいくつも教わることができました。

同じ教室に通う人たちも高い目標を持っている人が多かったので良い刺激になります。実際本気でやろうと思ったらかなり良い環境であったとつくづく感じます。

一番良かったと思うことは、音楽仲間が増えたこと。

プロ志望やホストを持っているミュージシャン、音楽講師といった人種の人たちとつながりを持てたことが大きな収穫です。界隈の生臭い話や、アマチュアの辛い実情などかなりリアルな現場を垣間見れた気がします。

こういった人達は横のつながりを大切にするので、互いにライブを見に行ったりイベントに共演したりなど辞めてしまった今でも定期的に連絡を取るような人たちが多くいます。

初心者メインのレッスンでも、同じ境遇の仲間がいるというのはとても心強いものです。

音楽教室に行くのにはそれなりにハードルがありますが、音楽技術以外にも勉強になることが沢山あります。

行ける環境にあるのならば、行った方が良いのは間違いないです。続けられるかどうかはやってみてからでも遅くはないですが出来るだけ長く続けられるためにもよくイメージしてから教室を選びましょう。