ベースやギターって基本性能はほとんど同じようなものなのに、魅力的なモデルがたくさんあってついつい買い足しがちですよね。
ジャズベの次はプレべ、次は5弦、やっぱりフレットレスもいいなぁ・・・といった具合に次から次へと目移りしちゃいます。
で、学生ならまだしも大人になると買っちゃうんですよね。
まとまった金が入ったときに、ちょっと頑張れば手のだせる価格ラインなのもにくいところです。
そして気がつけば家の中が楽器だらけ。
これ社会人ベーシスト&ギタリストあるあるではないでしょうか。
目次
ギターベースの収納場所ない問題
ギターやベースが3〜4本にもなると、いよいよ収納場所に困ってきます。
スタンダードな1本掛けギタースタンドも、ならべてせいぜい2つでしょう。
3つ並べると楽器をとる際に他の楽器にぶつけたりして傷をつけそう。さらに楽器を倒して壊したり・・なんてことがリアルに起こりそうになってくる。これは絶対に避けたい。
5本掛けギタースタンドと、多すぎるデメリット
1本ずつ立てかけるスタンドではなく、5本なり7本なりをいっぺんに収納できるギタースタンドがあります。
ギターを横向きに立てかけ、何本もの楽器を一気に収納できるので大変便利なアイテムです。
なによりミュージシャンっぽくてかっこいい。
1本ずつスタンドと比べて省スペース、楽器も取りやすいナイスなデザイン。
これで大方の問題は解決されるでしょうが、実際使ってみると気になる点もあります。
私も実際に5本掛けスタンドを使用していましたが、色々と思い、悩み、そしてやめました。
個人的にはデメリットの方がデカかったです。
楽器同士が接触しやすいので意外と気を遣う
5本掛けに限らずこの手のデザインは、楽器同士が接触し傷がつきやすいです。
ネック部分は仕切られていますが、ボディ部分は仕切りが何もないので簡単に楽器同士がぶつかってしまいます。
ボディ部分にも仕切りがあればいいんでしょうが、ボデイの厚みって楽器によって様々ですので難しいのでしょう。
とくに収納するときはキズをつけること覚悟
とくに楽器をしまう際に傷をつけやすいです。
なぜならば、楽器と楽器の間が狭く、この狭いスペースを狙ってうまいこと楽器を入れ込む必要があるからです。
ギターやベースをしまうとき、ネックを持ってやりますよね。
その状態だとボディの方は全然不安定で、どうやったってブレブレです。
もうガッツンガッツン左右隣の楽器にぶつけながらスタンドに掛けることになりますので、楽器が傷だらけになります。
個人的には多少の傷くらい気にしないですが、フロントのコントロールノブやピックアップなどの樹脂部品を破損しないかと心配なことが幾度かありました。
使い始めるとすぐわかりますが、大切な楽器は預けたくなくなります。
できるだけ楽器同士のスペースに余裕のあるモデルにしたいですが、設置スペースとの兼ね合いですね。
それなりに場所をとる
もともと省スペース効果を狙っての導入ですが、5本掛けもそれなりのスペースが必要です。
製品デザインによっては、ヘッドやボディがスタンドから少しはみ出るものもあります。
ざっくり畳一枚分くらいの場所はとるでしょうが、これが地味にでかいです。
5本あってもほとんど弾かないものもある
話の核心部分になりますが、5本も楽器があっても頻繁に使用するのは2本程度だったりします。
ときどきあまり弾かない方の楽器を手にとって「うんうん、やっぱりこっちもいいなぁ」と思っては、よく弾くメイン楽器の方に戻って行きます。完全に気晴らし用になっている楽器が発生してきます。
あまり活躍が少ないと埃かぶってきて見た目にもチクチクと心に刺さりますし、この頃から、だんだんとやたらとスペースをとっているギタースタンドの存在に疑問を持ってきます。
5本掛けギタースタンドは、どれが大切な楽器かを教えてくれる道具
そんなわけで、
- 傷をつけなくない楽器は置きたくない・・。
- 日に日に埃が積もっていくあまり弾かない楽器・・。
これらを見ているうち、5本かけギタースタンドはいらないという判断をされるでしょう。
しかしこれによって、本当に必要な楽器が何かもわかります。
実体験的にも、頻繁に手に取る楽器はせいぜい2本です。
全部ならべて、結果よく弾いた楽器だけを手元に置いて、あとは押し入れにしまいましょう。
結論 よく使う楽器2本だけを手元に残そう
2本程度ならば、1本掛けスタンドにかけて並べた方が良いでしょう。
スペースも少なく、楽器を傷つける心配も少ないです。
何本も楽器をならべても扱いきれないので、このくらいの編成がベストだと思います。
1本掛けのスタンドならば、ハーキュレスなどのネック部分をロックして転倒を防止してくれるタイプのものが圧倒的にオススメ。とくに室内でペットを飼われていたり、小さいお子さんがいる場合などは安心安が段違いです。
さいごに
ギターの収納論から始まり、実際はほとんどの楽器は弾かないからしまえ、と謎の着地をしてしまいました。
5本掛けスタンドをいらない子呼ばわりしまくりましたが、たぶんガチで楽器を使いわけているプロには普通に便利アイテムになっていると思います。
中途半端に楽器だけもっていてしまうところないよ〜、という人はこの際に整理しましょう。
手元に残す2本が決まらなかったら、5本掛けスタンドを買ってみることをオススメします。