「ベースって続けていくのにどのくらいお金がかかるの?」
「スタジオ代とかどのくらいかかるんだろう?」
✔︎この記事の内容
これからベースを始めるにあたって、どのくらいの費用がかかるかって結構わかりにくい。
ベースを続けていくには色々と費用がかかりますが、結論から言うとライブやスタジオに入る機会が少なければそれほど多くはかかりません。
学生だけどお金ないし・・という方もご安心を。
また私の所属しているドケチバンドの経験をもとに、ライブを格安で行うための方法を紹介してみますので参考にしてみてください。
目次
ベースの年間費用の内訳
ベース本体やシールドなど必要なものは一通り持っているとして、そのほかにどんな費用がかかるのでしょうか?
私が支払っている費用はこんなところです。
✔︎年間の出費
合計で2.6万円ほど。
私の場合は休日の趣味程度の活動なので、もっとがっつり活動する人はもっとかかります。
スタジオは月1回、ライブは年6回くらいのイメージです。
ご覧の通り、基本的にベースは一度道具を揃えてしまえば(消耗品は別として)定期的にかかる費用はほとんどありません。
スタジオやライブなどを行えばその都度費用が発生していきます。
逆に、当面は外で演奏する予定はないよ。と言う方は最低限の費用で済みます。
ではもう少し詳細をみていきましょう。
費用1 弦交換 2000~4000円
消耗品の中でもお金がかかるのが交換用の弦。
ギター用の弦がセットで700円程度なのに対して、ベース弦はセットで2000〜4000円前後と3〜5倍以上もします。
弦の交換費用を大きく左右するのが、どのくらいで交換するかの頻度。
ベース弦の交換頻度は人によっても違いますし、弦の種類によっても長持ち具合が様々です。
私の使っているエリクサー弦は、弦表面に特殊コーティングを施すことで、普通の弦の3~5倍以上の耐久性を持たせたもので、実際わたしは一年に一度弦交換するかしないかの頻度です。
他の弦を使う場合でも、交換頻度は3ヶ月~半年くらいです。たとえば有名なダダリオとかですね。
弦を張った直後ではギラギラとした音ですが、しばらくたつと落ち着いた音になります。さらに時間がたつと弦がサビたり音の伸びが悪くなり限界になります。
エリクサー弦は交換直後のギラギラ感は若干少ないものの、”使える音の状態”がハンパなく長く続きます。コスパ重視で選ぶならエリクサーで間違いないです。
費用2 ピック 0~4000円
弦を弾くためのピックもガシガシ削れていく消耗品。わたしは指弾きしかしないので費用はゼロです。
ベースの弦は堅くてザラザラしているのでピックも早いペースで磨耗していきます。
少し削れたくらいで演奏できなくなる訳ではありませんが、削れたぶん弦に接触する角度が変わるので弾き心地や音にも影響してきます。
磨耗具合は弾き方によるので、交換頻度が難しいところですが、1カ月で3枚くらいしょうか。
ピックはまとめて購入すると送料などの費用が抑えられてお得です。
またピックは練習中に無くしがちなので、こういったケースに入れておくと安心です。
費用3 スタジオ代 10000円くらい
バンドで練習をするときに借りるスタジオ。
部屋の大きさや利用する人数によっても費用は大きく変わります。
私の場合は、月に一度、5人で2時間利用しています。このときのスタジオ代金は全部で4000~5000円ほどかかりますが、メンバーで割り勘するため一人当たりは1000円ほどです。
スタジオは使い方によっては安く使えることもあります。
✔︎スタジオ代を節約するコツ
- 個人練習を利用する
- 夜間セットを利用する
個人練習とは1~2人までの少人数でのスタジオ利用のことをいいます。
個人練習扱いの場合は、通常の利用料金よりも大幅に割安になるので、メンバーが少ないからスタジオを借りない。ではなく、メンバーが少ないからこそ個人練習で借りる方がお得になることもあります。
また夜間セットとは、夜中の長時間をまとめて借りることで割安になるセットのことです。
たとえば6時間以上の長時間をまとめて借りることができ、そのぶん通常の価格よりも割安料金で利用することができます。
費用4 ライブ代 12000円
初心者の場合は当面はライブをすることはないと思いますが、1~2年後くらいにはライブ演奏する機会があるかもしれません。
ライブ費用も内容によって大きく変動するものです。
一般的なライブハウスで自分で場所を借りてライブを企画しようとすると、一度のイベントで数万円単位の出費になることもあります。
私の場合は年に6回ほどライブを行い、トータルで12000円と破格の費用です。
これにはちょっとした訳があります。
✔︎格安でライブを行う秘密
- ライブハウスは使わない
- 地域のイベントに参加する
ちょっと長くなりますが説明します。
いまはライブはいいよ。という人は読み飛ばしてください。
秘密1 ライブハウスは使わない
私のバンドではライブハウスはほとんど使いません。
ライブハウスは大きなアンプで遠慮なく音を出すことができ照明も音響もばっちり完備。まさにライブには最高の場所です。でも費用が高い。
私のバンドが演奏する場所はライブバーです。
ライブバーとは生演奏が聴けるバーのこと。お洒落な店内の片隅でBGM代わりのバンド演奏をするアレです。
✔︎ライブバーの特徴
- 簡易的なステージ
- PAなども最低限
- チャージバックがある
最低限の機材と人員しか準備されませんし、演奏者側で準備をすることも多いです。
そしてチャージバックも設定できるので、お客さんの入り具合によっては黒字にすることもそれほど難しくはありません。
だいたい3000円ほどでライブが可能なうえ、チャージバックで実質0〜2000円くらいになります。
秘密2 地域のイベントに参加する
こちらはもっと費用を抑えられます。なんと0〜1000円程度でライブができます。
地域によっては文化イベントを開催されるところがあり、私の住む近辺でもアマチュアの音楽イベントなどが催されることがあります。
ショッピングモールや広場などで音楽や踊りをするイベントを見たことがありませんか?あれです。
このようなイベントは有志のボランティアで行われているものが多く、参加費用などが低く設定されています。
参加させてもらえれば、ほとんどタダ同然でライブを行うことができます。
みんなで協力して行うので、まるで文化祭に参加している気分。地域の音楽仲間もできてとても面白いです。
こうしたところで演奏するので、ライブ費用がほとんどかかっていない訳なのです。
あとがき
ライブの話が長くなってしまいましたが、初心者の方はすぐにスタジオやライブに参加することも少ないと思いますので、実質消耗品のみの出費になります。
その場合、おそらく大体の方は4000〜7000円くらいに収まると思います。
中でもとくに大きくかかってくるのが弦の費用です。
費用を抑えたいならば、ながーく使えるエリクサー弦がダントツでオススメです。
うまく節約して無理のないベース生活を楽しみましょう!
これからベースを始める人に向けて、年間でどのくらい費用がかかるか説明します