「ベースの弾き方って指弾きとピックどっちがいいんだろう?」
という疑問に答えていきます。
✔︎この記事の内容
- 指弾きとピック弾きのメリットデメリット
- わたしのオススメ!
ベースを始めて最初に悩むのが弾き方。指弾きとピック弾きはどっちでも良いとは言われてもどちらがいいんだよ。と困ると思います。
この記事では、ピック弾きと指弾きの違いについて実体験をもとに詳しく紹介していきます。
結論から言うとオススメは指弾きです。私はピックはほとんどつかいません。
指弾きとピック弾きのメリットデメリット
ベースにはピック弾きと指弾きの2つがあります。
✔︎ベースの弾き方2種類
- 指弾き
- ピック弾き
それぞれの演奏方法をおさらいしながら、メリットデメリット紹介していきます、
指弾き

指弾きは右手人差し指と中指の2本をつかって弦をはじく演奏方法です。(たまに薬指を入れた3フィンガーや親指を入れた4フィンガーをつかう人もいます。)
ロックやポップスなど幅広いジャンルで対応が可能なオールマイティーな弾き方です。
指弾きのメリット
指弾きのメリットはこんな感じです。
✔︎指弾きメリット
- ピックがいらない
- 音がやわらかい
- スラップと合わせた演奏ができる
- 早いフレーズが得意
- 複雑なフレーズが得意
一つずつ解説いたします。
ピックがいらない
指弾きに必要なものは自分の手だけです。ピックなど他に道具が必要ありません。
準備するものがないので、ピック弾きとくらべると費用が安くすみます。ピックは割とすぐに交換しなければならないので費用がかかります。
費用が少ないのはとてもありがたいですよね。ただしツメは短く切っておく必要があるので、ツメ切りだけは準備しておきましょう。
音がやわらかい
指で弾いた音はピックと比べてやわらかい音になります。硬いピックと柔らかい指先とでは弦を弾いたときの音が違うのはイメージできますよね、
トゲトゲしさがなく落ち着いた音色になり、どんなジャンルにも馴染みやすい音になります。
幅広いシーンに対応しやすいのが指弾きの魅力。
スラップと合わせた演奏ができる
ピックをもたないので手が自由に動かせます。
曲中にちょっとだけスラップを入れたいときでも、指弾きからスラップへの移行がスムーズ。
ベースラインのアクセントにスラップ一発。なんてクールなテクニックが使えますよ。
早いフレーズが得意
指弾きは2本の指を交互に動かして高速なピッキングが得意です。早い曲やフレーズに対応しやすくなります。
2フィンガーでピック弾きと同じ速さくらい。3フィンガー以上が使えるようになるとピック弾きよりも高速にピックングすることも出来ます。
ビリーシーンという早弾きで有名なベーシストも指弾きで演奏しています。
複雑なフレーズが得意
おなじく2本指をつかうことにより、弦をまたぐフレーズなどの複雑なフレーズに対応しやすいメリとがあります。
とくに弦を飛び越える(4弦→1弦のように)フレーズはピック弾きではとても難しいので、指弾きが用いられます。
あとで詳しく書きますが、ピック弾きはこれがとても苦手です。いずれ難しい曲に挑戦したいと考えているならば指弾きをオススメします。
指弾きのデメリット
いろいろとメリットがあることがわかったところで、悪いところも見ていきましょう。
✔︎指弾きデメリット
- 慣れるまでに時間がかかる
- 指にマメができて痛い
慣れるまでに時間がかかる
指弾きは見た目以上に難しく上達するのに結構な時間がかかります。
時間がかかるのはピック弾きも同じですが、体感的にはピックの方はまだ感覚が掴みやすいです。指は思うように動かないもどかしさがあります。
慣れるまでの間やきもきするのが最初のデメリット。
指にマメができる
指弾きに慣れていない手はやわらかく、弦をはじく力で指先にマメができます。
最初は痛いのを我慢して練習を続けるほかありませんが、これが結構つらいです。
だんだんと指の皮が分厚くなって痛くなくなってきますのでそれまではひたすら我慢です。
ピック弾き

ピックを使った演奏方法です。ギターもピックを使って弾くことが多いですが、それとほとんど同じ弾き方です。
ゴリゴリと音にも勢いがでるのでロックにぴったりな弾き方です。
ピック弾きのメリット
おなじようにピック弾きもメリットを見ていきます。
✔︎ピック弾きメリット
- 指がいたくならない
- 音圧が出しやすい
- ロックがカッコよく弾ける
- 見た目がカッコいい
指が痛くならない
指が弦に直接触れないので、指弾きのように痛くなりにくいメリットがあります。
痛みを気にせず練習を続けられるので、初心者にとってはありがたいですね。集中して運指の練習などに取り組めます。
音圧が出しやすい
ピックのような硬いもので弦を弾くと音も固めになります。硬い音は立ち上がりもよく、ゴリゴリと力強くスピード感のある雰囲気が出しやすいです。
指弾きには出せないニュアンスなので、これは大きなメリットです。
王道ロックでベースを弾きたい!って場合はピック弾きがオススメになります。
ロックがカッコよく弾ける
まさにロックにぴったりの音なので、ロックをやりたいひとはピック弾きが一番でしょう。
ただし最近の曲はベースラインも複雑になってきており指弾きのほうが弾きやすい場合もあるので、うまく使い分けたいところです。
見た目がカッコいい
ピックでガシガシと弾くのって見た目にもカッコいいですよね。(好みの問題ですが・・。)
ストラップを長めにしてもピックだと比較的弾きやすいです。
ピック弾きのデメリット
ピック弾きのデメリットはこんな。
✔︎ピック弾きのデメリット
- ピックのお金がかかる
- 複雑なフレーズが苦手
ピックのお金がかかる
ピックは消耗品ですので、削れてきたら新しく買い換える必要があり費用がかかります。
一枚あたりは50〜100円程度ですが、積み重なると結構な額になるので注意です。
練習中などにちょい置きしたまま無くしてしまうことも多々あるので、常に予備をいくつか持っておくこともお忘れなく。
複雑なフレーズが苦手
ピックは上下を繰り返しながら弦をはじいていく方法です。同じ弦を弾き続けるのは得意ですが、複数の弦を行ったり来たり往復するのはあまり得意ではありません。
結局どっちがいいの?
指弾きとピック弾きのメリットデメリットを一気にまとめてみましたが、これをみても良し悪しがあってどうしたらいいのか困りますよね。
指弾きにするか、ピック弾きにするかを決めるには、演奏したい音楽のジャンルで決めるのが一番だと思います。
✔︎ピック弾きを選ぶべき
- ストレートな王道ロックがやりたい!
✔︎指弾きを選ぶべき
- どんなジャンルもやってみたい!
まだどんな曲を演奏するか決まっていない場合は、比較的になんでも対応ができる指弾きをオススメします。
どちらにも良し悪しがあるので、ときどきで両方を使い分けられるのが一番です。まずは片方に集中して、慣れてきたら別の方法も試してみましょう。
以上、指弾きとピック弾きのメリットデメリットとおすすめについてでした!