顎関節症はその名の通り顎の関節に関係する症状の総称。
私の場合は左顎にカクカクッと嫌な違和感があり、みるみる内に痛みに発展。ご飯を食べるのも辛い状態になってしまいました。
病院に行った方がいいのか悩みながら、ネットで得た知識をもとにとにかく顎をリラックスさせようと思い、一日中口を開ける生活を始めたところ、2~3日で痛みが完全に消えました。
同じ原因で痛んでいる方にも効くかもしれませんので、是非お試しください。
目次
顎関節症の症状 わたしの場合
初期症状 口が開きにくい
私はもうずっと昔から口が開きにくく、普通の人ならば指3本が縦に入るくらい口が開くそうですが、私の場合は2本も入りませんでした。
以前に虫歯になったとき、歯医者で治療する際にあまりにも口が開かないのでレントゲンを撮ることができず諦めたことがありましたが、医者も匙を投げるほど口が開かなかったのです。
顎関節症が改善された現在は、指3本もなんとか入る程度に改善しましたが、思い返せばずっと昔から症状としては出ていたことになります。
痛みへの発展
ある日突然、右顎に痛みを感じるようになりました。
寒い日がつづき、無意識のうちに歯をくいしばっていたようで、長年患っていた症状がここに来て爆発したっぽいです。
最初はちょっとした違和感だったのが、瞬く間に痛みがひどくなり、ついにはご飯を食べるのも辛いほどになってしまいました。顎を動かすと痛いので咀嚼が困難になり柔らかいものばかりしか食べられなくなってしまいました。
痛みもありますが、それよりも顎がカクカクして関節が噛み合っていない感じもすごく不快で気持ち悪いです・・。1日中違和感があり、きになるのでつい顎を動かしてしまうのがさらに悪化させていたように思います。
顎関節症の自力治療 口を開けて顎をリラックスさせる
顎関節症の原因 歯を食いしばる癖
病院に行くまえにネットで原因などを調べているうちに、顎に過度な負担がかかっていることが症状の原因である可能性がわかりました。
顎関節症の原因は様々で、原因の特定も対策も難しい場合があるとのことでしたが、私の場合は普段から歯を食いしばる癖があったことと、寒さが増し食いしばりが強くなった(自覚があった)ここ最近の事象があったため、食いしばりが原因と考えました。
過去には歯の食いしばりが原因で前歯の一部が欠けたこともありました。
顎に余計な力が入っていないかのチェック方法
通常リラックス状態だと上歯と下歯の間に5mmほどの隙間ができるそうですが、歯を食いしばったり、閉じる癖のあるひとは隙間がゼロやほとんどなくなります。
歯を食いしばる癖を持った人は多いらしいですが、いかがでしょうか?
5mmといえど隙間が開いているのはなんだかだらし無いように思えて落ち着きません。しかし顎にとってはこの状態がストレスが少なくて良いのです。
顎関節症を自力で治す方法。とにかく顎をリラックスさせる
歯を食いしばることで顎にストレスがかかり、痛みにつながっているとするならば、ストレスを取り除いてやれば解消するはずです。
そこで顎に負担がかからない方法を自分なりに色々と試したところ、だらっと口を開けることが一番顎の力が抜けることがわかりました。
つまり、私が実践した方法は「とにかく顎をリラックスさせる」ことで、具体的にはできる限り顎の力を抜いた状態をキープする = 口を開けたままにする。です。
試しに顎の力をダラっと抜いてみてください。口が開いてくるはずです。顎をリラックスさせる方法は、口を半開きにするです。
顎の力を抜く→口を開けて生活する
いついかなる時も口を半開きにする。油断するといつの間にか閉じているので、気がつくたびに開けます。
癖とは恐ろしいもので無意識のうちにいつのまにか口が閉じてしまいます。みっともないと思いつつもとにかく矯正です。
2〜3日もすると口を開けて顎をリラックスさせることに慣れてくると思いますのでひたすら耐えましょう。
日中はマスク着用がオススメ
さすがに人前で口を開けているのは恥ずかしいので、マスクの着用をオススメします。

はずかしがって口を閉じてしまうと元どおりなので、頑張って続けましょう。この根気が一番難しいところだと思います。
自力治療の効果 即効性あり、2~3日で完治
私の場合は1時間も続けていたら少し痛みが楽になってきたので。かなり即効性があります。
家でテレビを見ながら口を開けていただけで、ご飯を食べられないほどだった痛みがかなり改善されました。
顎の状態などによるので個人差があると思いますが、私の場合は2〜3日も続けていると脱力することに慣れてきて、不必要に顎に力が入らないようになりました。それと同時に、痛みも完治し以前と同じように過ごせるようになりました。
口が大きく開くようになった
以前は口が開きにくく指2本が限界でしたが、なんと指3本が入るまでに口が開くようになりようやく人並みに。
歯医者でレントゲン取れない件があったものの別に口が大きく開かなくて困ることは少ないですが、嬉しいものです。
枷を外した私の顎は、経験したことないところまで口が開くのが楽しくて。顎広げすぎてヤバくなる感覚も初めて経験しました。
1ヶ月経過後も再発なし
現在治療が完了してから1ヶ月ほどが経ちますが、それきり再発はありません。
顎の力をぬく技術をマスターできたので、今後も再発リスクは低いものと思われます。しかしふとしたときに歯を閉じていることがまだ時々あるので、継続して特訓していく必要がありそうです。
就寝中のマウスピースがあるといい
ちょっと補足ですが、私は治療中、就寝時にはマウスピースを使っていました。就寝中に無意識に歯を食いしばっていることがよくあるそうなので、これを防ぐためです。
昼間にどんなに頑張っても、寝ている間に顎ストレスを溜めてしまっては症状改善も遅くなってしまうはずです。
私の場合は、ずっと前に妻に勧められて作った(殆ど使ってなかった)マウスピースがあったので、ここぞとばかりに半開き生活と並行して、就寝時に着用することにしました。
マウスピースの効果がどれほどあったのかはわかりませんが、持っている方は着用したほうがいいはずです。
即効性を考えると、マウスピースがなくてもある程度の治療効果が見込まれるものと思います。
持っていない場合でも、ちなみにマウスピースは歯科医で作ってもらうことができます。
顎関節症も歯科医か口腔外科でみてもらうものらしいので、診察してもらいながらマウスピースも作ってみるのがベストでしょう。
病院は行った方がいい
以上、顎関節症の自力治療方法と、効果についてでした。
痛みでご飯が食べられないレベルから、口開き生活の効果で完治してしまいました。
前述のとおり顎関節症といっても症状も原因も様々で、私の場合はたまたま症状が軽度で原因に対して対策がマッチしていたため、一発で治ったものだと考えています。かなりラッキーかもしれません。
もしかしたら殆どの場合はそうそう上手くいかないでしょうし、最悪余計に悪化させる可能性もありますので、病院に行けるなら行きましょう。
私のように一発で治ってしまう一方で、治療が長引く場合も多くあるそうですので、少しでも症状改善の参考になればと思います。