栃木県大田原市に遊びに行った際に、現地に住む友人から「さんたから揚げ」なるものの情報を入手し実際に食べてきました。
何でも「マツコの知らない世界」でも取り上げられたことがあるらしく、地元ではちょっとした推しB級グルメとなっており取り扱うお店がいくつかあるということです。
目次
大田原の「さんたから揚げ」を現地で食べてみた
そもそも「さんたから揚げ」とはなんのこと?
さんたから揚げについて全く知識がなく名前すら聞いたこともなかったので、初めてその名を聞いたときは「サンタ?」「から揚げ?」と何を言っているのか意味不明でした。
大田原に移住した友人の説明によると、大田原は昔から唐辛子の産地として栄えており、中でも「三鷹」とよばれる品種の唐辛子が有名であったと。で、その唐辛子を使ったから揚げが「さんたから揚げ」である、と。
私「なんでから揚げなの?」
友人「それについてはよくわからん」
とにかく、三鷹唐辛子を使ったから揚げのことを「さんたから揚げ」と称しているよう。
店によって唐辛子を衣に混ぜていたり、辛いタレがかかっていたり色々あるみたい。百聞は一見に如かずということで実際に店まで行って食べてみました。
大田原市 中国料理華で名物のさんたから揚げを実食
さんたから揚げを取扱う店は多く、人気店や有名店など様々あるそうですが、近場だったということで今回は中国料理華さんの方へ行ってみました。
お店の見た目は、ちょっと良さそうな古き良き中華料理屋さんな風貌。大田原の町並みにしっくりきます。
お店の幟には大田原の唐辛子をPRするものがありました。
ランチが11;30~ということでオープン直後に行ってたところ、すでに2組ほど入っておりました。1時間ほど滞在していましたが、満席になるほどではなかったのであまり並ぶことはないかも。
ありました、さんたから揚げ!
写真を見る感じだと、から揚げにラー油のようなタレがかかっている様です。迷わず注文です。
本格的な中華料理屋さんでどのメニューも美味しそう。ラーメンやエビシュウマイなども注文しました。
こちらが実物。メニュー通りの見た目です。
普通よりちょい大きいサイズのから揚げがゴロゴロっと盛られており、上からラー油が掛かっています。衣は普通のようで特に唐辛子が練り込まれてはなさそうでした。
味の方、まずラー油がとっても美味しいです。具がゴロゴロ入っているタイプのラー油で食感もいい感じ。から揚げ単体もいい味なのでラー油と合わさっておいしさ倍増です。
ただ思ったほど辛くないので、辛党の私的にはちょっと物足りないかも。
全体的にから揚げにラー油を掛けたものなので、大体想像通りの味でした。
ちなみに、このラー油は自家製のようでレジのところで瓶詰を販売していました。とても美味しいので1瓶お土産に買って帰りましたが、白飯の上に乗せたり、野菜炒めに使ったりと美味しいし使い勝手が良いのでラー油好きにはかなりオススメです。そんなに辛くなく味が美味しいタイプです。
スーラータンメン。こっちもとってもいい味、美味しい!
ちょっと変わった器を使用しており、真空構造なのか熱が全然逃げずに食べ切るまでアツアツでした。
それと麺の量が異様に多いです。いくら食べても全然減っていかないので、たぶん1.5玉くらい入ってるかも?大盛にしたらすごいことになりそう。
アツアツ+麺が多いで食べるのが遅くなるので、必然的に長期戦になります。食べ終わるころには満腹感以外の謎の達成感がありました・・。食べ盛りでも大満足間違いなしです。
大田原の人には言いにくい、さんたから揚げを食べて思ったこと
というわけで、大田原名物「三鷹唐辛子」を使用した「さんたから揚げ」を食べてきました。
中国料理華さん、から揚げはもちろん、シューマイや麺類やチャーハンなど頂いたものが全部美味しかったので殆どハズレなしかも。とくにスーラータンメンが最高で今でも思い出したら食べたくなります。マジでもう一度行きたいです。
で、さんたから揚げについてですが・・・、確かに美味しいのですが、いまいちインパクトが無いというかPRに使うには弱いような気がしました。
からあげにラー油かければほぼ再現できてしまうので、わざわざ大田原まで行って食べなくても・・。正直そんな感想を持ちました。
辛党としては例えば激辛メニューを推奨して、どの店入っても何かしらの激辛メニューがある、とかの方が唐辛子メニューのバリエーションも増えるし、色々なお店に入ってみたくなるし面白そうかな。もうやってるのかもしれないですけど。
辛党がときめくようなPRをしてくれたらもっと行きたくなるかな~。