西日本旅行のなかで一日余裕が出来たので名古屋にも行ってみました。
出張等で何度も足を運んでいる名古屋ですが、いつも乗り換えするばかりで駅を出てガッツリ街を歩くのは初めてだったりします。
同行者の妻は初名古屋だったので、いかにも「名古屋」なコースで一日観光してきました。
目次
朝 コメダ珈琲でモーニング
名古屋文化の一つのモーニング。朝時間限定で、コーヒー一杯の値段でトーストやサラダなどが付いてくるというサービスらしいです。
名古屋駅近くのホテルに前泊していたので、朝8時頃早めにホテルを出て喫茶店へ徒歩移動します。
喫茶店はネットでしらべて評判のよさそうだった「コーヒーハウス かこ」へ行ってみたのですが・・・。
早朝にも関わらず既に順番待ちの長蛇の列が出来ており、一目見て諦めました。
おそらく20名待ちくらい。朝から順番待ちする気にはなりません・・。
やはり皆モーニング目当てなんでしょうか・・、むしろ朝だからこそ混んでいるのかもしれないです。あれだけ並んでいたら店内も忙しそうですし店内でも寛げそうにないです。ちなみに女性客の方が割合多かったです。
既に結構歩いていてお腹もすいてきていたので、仕方がなく近くのコメダ珈琲に入店しました。
コメダは関東にも多数店舗があり、なんならうちの近所にもありますが今まで入ったことなかったのでギリギリセーフ。店前の看板でモーニングもあることもチェックできたのでウキウキです。
ということで名古屋観光の朝ごはんはコメダ珈琲のモーニングセットになりました。
飲み物単体のお値段でトーストのサービスが付いてきます。たまごと小倉餡のペーストがついていてパンもかなり分厚いので普通に朝ごはんとして丁度良いボリュームです。
こちらの店舗、先ほどの「コーヒーハウスかこ」さんから徒歩5分くらいのところにあり、いい具合に店内が空いていています。名物店もいいけれどこっちの落ち着きの方が嬉しいかも。
午前~昼過ぎ 名古屋城に行ってみる
コメダで朝ごはんを食べたら、目的地の名古屋城へさらに徒歩移動です。
トボトボと15分くらい歩き進めると道路の向こうに大きな樹木が見えてきます。
地図で見ると名古屋城の敷地はかなり広くてどこから行けばよいのかわかりませんでしたが、前を歩く人について行ってみたら正門までたどり着けました。なんとなく人込みのある方へ行けば大体オッケー理論。
入場料を支払い、門を入ってすぐのところ。
奥の方に天守閣が見えます。改めて実物を見ると屋根の色合いが鮮やかです。遠めでも近くで見ても美しく迫力のあるデザイン。残念ながら天守閣が入場禁止になっており中に入ることはできませんでした。第二次大戦で焼失後1959年に再建されたということでおそらく内部は現代風になっているのでしょう。
なにやら人だかりができていると思っていたら、信長様がいました。
観光客向けにショーを行うようで信長の出陣と一緒に会場まで大移動します。付き添いの侍が太鼓をドンドン叩くので雰囲気ありありです。どんなショーなのか期待値上昇!
会場にはすでに大勢のお客さんが集まっています。ちびっこ向けのショーなんかもやっていたそうで親子ずれが多かったです。外国人観光客もかなり多いです。
侍の格好をした役者さんが殺陣を披露したりしてそれなりに雰囲気あるかも。と思っていたら忍者ダンスが始まったり、ちょっと恥ずかしいくらい「勇気」とか「元気」を連呼してたり、なんか違うかも・・・な気持ちになりました。
最終的に信長、家康、秀吉がバリバリのEDMでダンス始めたあたりでリタイアしました。
役者さんの動きはキレキレで良かったんですけれど、台本がお子様向け過ぎたような。外国人観光客の受けもイマイチっぽかったです。もっと硬派なショーで伝統的な殺陣とか舞踊とかを見せてくれた方が面白かったかも。正直、信長出陣の時がピークでした。
あまり建物の中に入ることはできませんでしたが、敷地内も広くてぷらぷら歩いているだけでもちょっとした史跡を見つけたり、歴史を感じる部分があってシブく楽しめます。
ストリートパフォーマー ソウに出会う
帰りがけにまた人込みを見つけ近寄ってみると大道芸でした。
芸もさることながらトークも軽快でいろいろな意味で上手いなあ、と思わせる人物だったのですが、なんと現役の高校生パフォーマーのソウという方で、17歳にしてプロとして大道芸で収入を得ているそうです。すごい。
この子演出もかなり上手くて、最後のハラハラドキドキのパフォーマンスが成功したときは目頭が熱くなりました。ストリートパフォーマンスで感動したの初めてです。
将来有望なのと、正直にお金くださいと頭を下げるスタイルに心打たれて気持ちばかり入れさせてもらいました。大物になる予感しかしません。
ハットの中はがっぽりでしたが、素直に彼の実力だと思います。
昼 矢場とんで味噌カツランチ
名古屋メシといったら味噌カツ、ということで地下鉄で名古屋駅まで戻り「矢場とん 名鉄百貨店」に行きました。
名古屋城出てすぐのところに地下鉄があるので移動が便利です。しかし名古屋駅が大きいのでかなり迷いました・・。
時刻は14時とお昼を少し過ぎたところ、ここでも行列が出来ており軽く10組以上が並んでいる状態。幸い店内も広く回転が速いので待ち時間は15分くらいでした。行列にビビりますが案外待ち時間は短いので苦労して他のお店を探すよりも待っている方が良いです。
名物のわらじカツ定食。何気にお味噌汁を左奥に置く関西スタイルです。
実は矢場とんも東京に店舗があるのでわざわざ名古屋で食べなくてもと思いましたが、かといって他のお店探すのも億劫なので安牌を取りました。もっと時間に余裕のあるときに他のお店の味噌カツも味わってみたいです。
ちなみに矢場とんはテイクアウトもできますので、お土産にもいけます。
夜 串カツラブリーで居酒屋ご飯
実際には前日の夜なのですが、串カツラブリーで居酒屋ご飯にしました。
ラブリーもちょっと探すと出てくる人気の居酒屋で、土手煮や、目の前で土手のたれに浸すタイプの本格的な味噌串カツなど、ご当地メニューが楽しめるお店です。
こちらのお店もかなりの人気店で、開店時間が17:30ということで18:00頃にお店に行きましたが、なんと満席どころか外に3組ほど待っている状態でした。
居酒屋で並ぶというのは初めての経験です・・。入口の窓越しに中のガヤガヤと楽しそうな様子と美味しそうな食べ物やお酒を見ながらひたすら待ちます。
居酒屋だと待ち時間の目安もないので並ぶ場合は忍耐力がいります。ひもじい思い必至です。
開店直後というタイミングも悪かったのか中々お客さんが出てくる気配もなく、結局30分ほど待つことになりました。
店内はあまり広くなく、奥の方にテーブル席がいくつか見えますが大部分のお客さんはカウンターに座っています。私たちもカウンターに案内されましたが無理やり詰め込まれた感じでかなり狭いです。押し合いへし合いといった状態です。
一目見て観光客と思われる人たちや仕事帰りのサラリーマン、おひとり様も多いです。全体的に酒飲み男が好きそうな大衆酒場で騒がしい雰囲気なので女子はちょっと苦手かも。外で一緒に並んでいた女子二人組もイメージと違ったのか、すぐに帰ってしまいました。
カウンターの中でぐつぐつと煮込んでいる土手煮とおでん、1本100円の串カツをいくつか頂いてきました。串カツは味噌に浸けるか聞いてくれるので好みに合わせて目の前の煮込みの中へドボンと浸してくれます。本場感あります。
味噌カツはかなりあっさりしていて、矢場とんよりもはるかに薄味です。美味しいけれどちょっと味噌カツのイメージと違うかも。
二人で1時間くらい、それなりに飲み食いして6000円程。串カツ100円のイメージがあったので安いだろうという気持ちでいましたが、案外普通でした。
ちなみに一本隣の通りにもラブリーという系列店があり、こちらはなんとジャズバーになっております。この日もライブがありましたが残念ながら見て行く体力がありませんでした。
コテコテの名古屋観光でも楽しめる
名古屋と言えばコレ。というものをかき集めたようなコースになってしまいましたが、初心者には十分楽しめる内容でした。
名古屋は地下鉄も多くあちこちに移動するにも便利ですし、徒歩圏でも遊べそうなところが沢山ありそうです。
今回、名古屋~栄周辺を歩いてみたところ、一か所にお店が固まっているというよりも広く点在している印象でしたので、歩き回ったほうが面白いものが見つかりそうです。