「通勤用にマニュアル車でも大丈夫かな?」
「マニュアル車って実際どうなの?」
こんな疑問にお答えします。
✔︎この記事の内容
- マニュアル車通勤のメリット・デメリット
- マニュアル車通勤を1年続けてみた感想
車好きの方でマニュアル車に乗ってみたい。って人いますよね。わたしもその一人です。
マニュアル車の魅力はギアを自分で操作するアナログ感。自分で操る感覚はいちど体験するとクセになります。
この記事では、マニュアル車に乗るわたしが一年間、片道30km(1時間くらい)の通勤をやってみた経験を元にメリット・デメリットをまとめたものです。
新社会人の方や、これから車選びをする人はぜひご参考に。
目次
マニュアル車通勤のメリット
わたしの思うマニュアル車通勤のメリットはこんな感じ。
車通勤のメリットではなくて、あくまでマニュアル車通勤のメリットです。
✔︎マニュアル車通勤のメリット
- 運転に飽きない
- 運転が上手くなる
- 煽られにくい
一つずつ詳しく説明しますね。
運転に飽きない
運転中にボーッと居眠りをして事故。なんてニュースがありますよね。
常に緊張感を持って運転しなくてはいけませんが、どうしても長距離運転しているとだんだんと緩んでくるものです。
マニュアル車の一番の特徴は自分でギアを操作すること。車の動きに合わせて適切なギアを選んで操作する必要があり、丁度いい具合に緊張感を保ってくれます。
マニュアル車は1速、2速の低速ギアから車を発進させて、スピードの上昇に合わせてギアも3速、4速と上げていきます。逆に止まる時はギアを落とす操作もします。
どのような道を通って通勤するかにもよりますが、幹線道路などの車通りの多いところでは頻繁に車の発進、停止を行うことになり、(通勤時間帯はとくに)
それに合わせてギアも入れ替えるので、常にシフトレバーの操作を行うことを頭に置いて運転します。
AT車と比べて操作が多いから飽きない。というのもそうですが、単純にシフト操作が面白いので飽きない。といったほうがハマる人が多いかも。
いまのスピード、回転数、道路の状況や車のコンディションなどを考えながら、シフトチェンジのタイミングをいろいろと試しながら運転するのはとても楽しいものです。
運転が上手くなる
運転の上手い、へたが現れやすいのもマニュアル車の特徴です。
とくにわかりやすいのが発進のときではないでしょうか。
運転が上手だとAT車のようにスムーズに発進できますが、上手でないと車がガタンガタンと前後に揺れてしまいます。
乗り心地もよくないし、後列車からもまるわかりなのでちょっと恥ずかしい。
でもご安心を。
通勤時は道路も混み合い発進、停止を頻繁に繰り返すことになります。
車を操作する機会も多くなるので、最初はうまくなくても何度も繰り返していくうちに自然と上達してきますよ。
マニュアル車は操作が難しいぶん上達も味わえるので、通勤を続けているうちに、いつの間にか運転がうまくなっていることに気が付くかもしませんね。
煽られにくい
煽り運転はほんとうに怖い。社会問題になってからだいぶ減りましたが、まだ通勤中でもたまに見かけます。
煽られてる車は軽自動車や、コンパクトカーなどが多いでしょうか。
逆にいかついセダンなどは煽られにくいですよね。(だいたい煽るのはこいつら)
わたしの体感的にはマニュアル車は煽られにくいです。煽られてもマニュアル車だとわかると距離をとってくれます。
煽り運転をする人は相手を選んでやっています。
怖そうな車やパトカーを煽ったりしないように無差別じゃないのは明らかです。これと同じように動きが予測できない車も煽ってこないのでは、と思います。
マニュアル車は強烈にエンジンブレーキを効かせることができるので、煽る側からすると急に動きが変わるかもしれない怖い相手です。
相手がマニュアル車とわかれば、煽る側も事故はしたくないので大人しくなるほかないでしょう。
マニュアル車は発進時や停車時に独特な動きがあるので、外からみてもよくわかります。これだけで抑止力になっているのではと感じます
わたしの体験的にも、車間距離の近い後続車がいても一回信号で止まると、それ以降はだいたい距離を開けてくれます。きっと停車発進時の動きを見て危険を感じたのかなと。
もちろん過信は禁物ですが、AT車に比べると差があるように思います。
後続車が煽るからといってエンジブレーキをかけるのはとても危険なので絶対ダメです。
抑止するどころか逆に相手を挑発することにもなりかねないので絶対にやめましょう。
マニュアル車通勤のデメリット
デメリットはこんなところです。
✔︎マニュアル車通勤のデメリット
- 飲み物などを口にしにくい
- 疲れているときの操作ミスが怖い
こちらも一つずつみていきましょう。
飲み物などを口にしにくい
なにかしながらの”ながら運転”は非常に危険です。スマホなんて持っての他です。
でも飲み物くらいは飲みたいですよね。信号待ちのちょっとした時間に一口飲むくらいならば問題ないはずです。
AT車ならば足下の操作だけで発進停止できるので気になりませんが、マニュアル車の場合はシフトレバーを操作するので両手が塞がってしまいます。
信号待ちで飲み物を飲んでいたら、急に信号が変わって焦ってしまう。なんてことも。
こうなると結構焦ります。
信号で止まってすぐにサッと飲むか、信号の様子を確認して黄色に変わったらすぐ準備するなどの工夫が必要です。
自分の車が先頭の場合はとくに注意しましょう。焦って発進してエンストすると恥ずかしいだけでなく危ないです。
疲れているときの操作ミスが怖い
仕事でぐったりと疲れて帰るときなどは特に注意が必要です。
マニュアル車はATに比べて操作することが多いので、そのぶんミスする可能性も高くなります。
✔︎こんなミスが怖い
- ギアチェンジを失敗してガリガリと嫌な音がする
- 1速と間違えてリバースギアに入れる
ギアチェンジのガリガリ音はクラッチを踏んでいた足が緩んでしまったのが原因。いつもどおりに操作したつもりが大きな音と振動でびっくり。落ち着いて対処しましたが焦りました。
もう一つ、間違えてリバースに入ることなんてあるの?と思われるでしょうが、ギアの配列によっては起こり得ます。
わたしの車は1速より左側にリバースギアがあるので、1速にいれたつもりが左に押し込みすぎてリバースに入ってしまったのです。
リバースに入れるには強く押し込まなければ入りませんが、このときは感覚もおかしくなっていました。。
1速に入れて発進、のつもりがリバースに入ってバックしてしまったので後続車もびっくり。あわや事故になるところでした。無事でよかった。。。
一年間マニュアル車通勤を続けた感想
マニュアル車に乗らない人からは、操作が面倒くさそうとか、渋滞が大変そうなどよく言われますが、実際に乗っているとそうでもありません。
確かに通勤時間帯は道路も混むので、発進停車が多く、それにともなって車の操作もおおくなります。確実にAT車よりもやることが多いです。
でも操作自体は重労働というわけでもありませんし、メリットに書いたように運転に退屈しなくて良いのがいい。
運転中は音楽やラジオを聴くくらいしかできませんのでかなり退屈なんですよね。電車通勤などと違って車通勤は時間の活用がしにくいです。
退屈な通勤がマニュアル車でちょっと楽しい時間になるので、運転好きな方はマニュアルも考えてみてはいかがでしょう?