「転職活動で本当に役に立つSPI対策本が知りたい!」
「実際どのくらい落とされるものなの?」
✔︎この記事の内容
- 転職で本当に役にたったSPI参考書
- ネットを利用した対策方法
→しっかり対策しておけば決して難しくないです
ひと昔からすると転職することが普通になってきた昨今。現職に不満をもってたり、キャリアップのために転職をお考えの方も多いかと思います。
私自身、以前から会社の将来に不安があったこともあって、2021年のコロナ渦中、30歳のころに一念発起し転職しました。
そして実際に活動を始めてみてヤバいと思ったのがSPIなどの筆記テスト。

最初は簡単な計算も忘れてて半分も解けなかった・・。ちゃんと対策した結果無事合格できました。
ここでは私が行ったSPI対策を紹介しながら、実際に受けてみて感じた筆記テストの重要度などについてまとめていきます。
参考までに、私は日東駒専レベルの理系出身です(成績はよくない)。
言うまでもないですが筆記テストをどの程度重視するかは企業によって様々です。大丈夫だと思ってもしっかりと対策は必須。
目次
SPI対策まずはこれ。おすすめ対策本
早速ですが、私がおすすめするSPI対策本は以下の2冊。迷ったらまずこれ。
✔︎おすすめSPI対策本
とくに勉強に自信がない方でも、とりあえずこの辺であれば取っ掛かりになるはず。
✔︎おすすめポイント
- 問題がやさしくわかりやすい
- 解説が丁寧
- 対策度としては最低限
- 転職者用として書かれている
→最初にとりかかるには難易度がちょうどいい
実際にこれらの対策本を使用してみて感じたことを説明していきます。
特徴1 問題がやさしくわかりやすい
これらの対策本は比較的難易度やさしめ。
いきなり高難易度の問題にぶつかって心が折れる心配は少ないはず。
✔︎問題の難易度は低め
- 基本的な解き方がわかる
- つまずきにくいのでモチベ維持できる
→まずはここから実力チェック
問題の基本的な考え方、解き方を理解することに重点をおいているためとてもわかりやすいのが最大のメリット。

解説も合わせて読みながら進めていけば分からなくて困ることは少ないと思うよ
勉強が苦手な方でも抵抗なく取り組めるようになっているので、とくに自信のない方はこのあたりから始めてみることでペースを掴めると思います。
特徴2 解説が丁寧
各項目の例題に丁寧な解説がついているのはもちろんのこと、練習問題にもしっかりと解説がついています。
✔︎解説が充実している
- 解き方をしっかり理解できる
- 基礎から説明してくれる
→きちんと理解して応用問題に繋がる
この手の参考書にありがちな、解説がわからなくて理解できない!といった状況も少ないはず。
計算問題が苦手な方(私も苦手です・・。)にとってはこれはありがたい限りです。
文字の大きさやページレイアウトにも余裕があり、見やすくメモなどを書き入れやすいのも嬉しいところ。
特徴3 対策としては必要最低限
内容がやさしい反面、高得点を狙おうと思うと物足りない。
✔︎基礎に集中した内容
- 難しい問題の練習ができない
- 問題数自体は多くない
- 転職の対策としては必要十分
→転職のSPIは基礎が重要
また問題数も決して多いわけではありませんので、本書だけでは対策として必要最低限となります。

確実にテストを通過していきたいならば、応用問題の対策もやっていきたいところ。
といっても一般的にキャリア採用ではこれまでの経歴が重視される傾向があり、筆記テストに高得点が求められることは多くないと言われています。
私の体感的にも、この辺りの基本問題が確実に解けるようになっていれば、だいたい通過していけるのでは・・?といった印象です。
特徴4 転職者向けの対策本となっている
ここで紹介した2冊は、どちらも「転職者用」となっており、転職者用ならではの配慮が感じられるポイントがあります。
✔︎転職者用ならではのポイント
- 基礎からおさらいできる
- 短時間で要点を確実に理解する構成
- 出題範囲をほぼ全てカバー
忙しい社会人が効率的に、短時間でわかりやすく出題範囲をおさらいできる内容となっています。
これらの本でSPIの全体像をつかみ、自分の得意不得意を把握した上で、より対策をとっていくことで効率的に習得できます。
高得点を狙うなら取り組んでおきたい対策本
続いて高得点をとって確実に選考をパスしたい方向けの本を紹介。
✔︎高得点を狙うならこれ
ナツメ社 2026最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集
こちらの対策本は先に紹介したものよりも、難易度の高い内容となっています。
✔︎おすすめポイント
- 応用問題が多め
- 解説も基礎知識がある前提で書かれている
→基礎を押さえた上で高得点を狙うための参考書
レビューを見ても分かる通り、数学が得意な方ならばいざ知らず普通のサラリーマンがいきなり挑戦するには少々厳しいです。

わたしも挑戦したけど解けなさすぎて・・。自身喪失しそうになったので途中でやめました。
転職SPIにおいては、基礎は十分あり難しい問題まで確実に解きたい人向けの本だと言えます。
特徴1 応用問題が多め
この本で取り扱われている問題は、基礎問題が一捻りした応用問題が多い。
✔︎応用問題の対策本
- 問題レベルが軒並み高い
- あまり解けないと自信を失う
→転職ではここまでのレベルは必要なさそう
セオリーが通用しなかったり、ひらめきや応用力を求められる問題が多い印象。
もちろん、そういった問題をこの本のたくさんの例で予習しておくことで、本番で高難易度の問題が出題されたときの対応力が身に付くはず。
逆にいうと基礎すら怪しい人には難しすぎて付いていけなくなる可能性があるので、自分の実力と照らし合わせてみる必要がありそうです。

現役就活生がライバルに差をつけるための対策本って感じかな。転職でここまで必要かは疑問かも。
ネット上で使えるおすすめ練習問題

一通りの解き方が理解できたら、あとは問題をたくさん解いて慣れることが重要です。
ネット上でもSPI例題を紹介しているサイトがありますのでまとめて紹介します。
✔︎ネットで使えるSPI問題集
→問題を解きまくって練習!
大学や研究室のサイトで問題を公開されているところがあり、こちらはボリュームもありとても練習になります。
またstudy proはアプリ版もありますので、気に入った方はダウンロードしてみてください。

わたしもアプリ利用者。デザインが綺麗でわかりやすくて、タイマー機能があるのがいいね。
転職活動においてのSPIの重要性
ここからは、実際に転職活動の経験をもとに転職でのSPIの重要性を私なりに紹介します。
✔︎私が感じた転職市場でのSPIの重要性
- SPI単体での評価はそこまで重要でない
- テストよりも経歴重視
- 明らかに点数が低い場合は合否に影響する可能性あり
上記の対策本でそれなりに準備していたこともあって、幸い本番で全く問題が解けない状況にはなりませんでした。
とはいえ決して良い成績でないことも感覚としてあったので、自己評価としては中の下くらい。
転職エージェントの話などからも、テスト点数よりも経歴(面接)が重要視されるのは間違いなさそうです。

全く点数が取れなければ、流石に問題とみられそうなので最低限の対策は必要
もう少し掘り下げて感じたことを記していきます。
筆記よりも経歴重視
一般的にキャリア採用においては経歴重視であり、SPIなどのテストが結果に与える影響は大きくないと言われています。
✔︎転職は経歴重視
- SPIよりも経歴が重要
- 自分のスキルやキャリアを説明できるように
→面接の練習時間も確保したい
実際に私が転職する中で感じた印象としても、これはだいたい合っていると思います。

それなりに大手も受けたけど、正直あまり自信のなかったテストでも筆記で落ちることはなかった。
やはり、転職においては経歴重視は間違いないと言えるでしょう。
面接の準備に時間をとるべき
面接の場で経歴をアピールするためには、それなりに準備が必要。
転職活動では自分の経歴を説得力を持たせて語る準備に時間を使う必要があります。
✔︎面接の準備
- これまでのキャリアの棚卸し
- 経験を見直して自分のスキルを整理
- 仕事の実績などを踏まえて説得力のあるアピールを考える
- スムーズに話ができるように練習
そのため転職活動において力を入れるべきは、これまでのキャリアの棚卸し、これまでの経験を見直して身についたスキルなどを整理して考えること。

これまでやってきたことを振り替えって、アピールになりそうなことを列挙していこう
自分のことがしっかり伝えられるようになれば、あとは企業が求める人物像にマッチするかどうかの問題です。
だからといって筆記も油断禁物
経歴重視といっても筆記対策は絶対にやっておくべき。
✔︎筆記対策が必要な理由
- あまりに点数が低ければ落ちる
- 転職でもライバルは存在する
→筆記点数が高いほど有利なのは間違いない
あまりに点数が低ければ落ちる
当たり前ですが、あまりにも点数が低ければ落ちる可能性はあります。
SPIには基礎的な計算問題や表の読み解きも出題されますので、そういった問題まで解けないようでは実務レベルに到達していないと判断されかねません。

誰に聞いたわけでもないけど、企業の人事担当の気持ちになれば想像つくよね。
また、筆記テストがあることは大抵事前通知されています。
通知されているにも関わらず対策を取らないような人物では、責任感や計画性といった部分で疑われる可能性も考えられます。
良い点を取る必要はないけれど(もちろん取れた方がいいけど)、最低限疑念を持たれない程度の点数が必要です。
転職でもライバルは存在する
新卒採用時のような数百〜数千人での争いにはなりませんが、転職でも少なからずライバルが存在します。

書類選考通過したくらいのタイミングで、先に選考が進んでいるライバルの存在を知ることがありました。
実体験として先に進んでいるライバルがいることがわかっていても、後追いで採用枠を取りに行くこともありました。
甲乙つけがたいと思われた時に最後にテストの点数で決められることもありそうですよね。
転職仲間の声を聞いてみた
少々余談ですが大学時代からの友人数人が立て続けに転職したので、それぞれの転職活動についてそれとなく聞いてみたことをまとめてみます。
✔︎転職者インタビュー
適当な対策本を1~2冊買って勉強したという人が多数でした。
仕事が忙しくてまったく勉強できなかったという人もいました。

会社によってはSPIではない独自の試験だったところもあったそうです。(内容は同じようなものだったらしい)
エントリー自体はもう少し多く、書類通過して面接まで行ったのがこのくらいとのこと。
書類の通過率は聞いた感じ30~70%くらい?

あっさり通過してすぐ内定ゲットしたり、色々吟味して何社も受けたりいろいろ
最近はリモート面接が多くなりましたが、日程調整はやっぱり負担。
よく聞く「仕事を休みがちだと会社にも変に思われる」を気にしてた人は少なかったです。

今の仕事のやる気ゼロになって転職活動に全振りしたという人もいたくらい
話を聞いてると、みんな同じような感じなんだなと改めて思いました。
SPIについてはガッツリ勉強した人とほとんどしていない人がいましたが、話の中で筆記試験で落ちたという人は居なかったようでした。
ちなみに転職の理由は、勤務地、給料、会社不信といろいろ。みんな今の所は転職結果に満足している様子でした。
あとがき【筆記対策は早めに始めよう】
実際に求人に応募し始めると、あっという間に次々と面接や試験の日程が組まれていきます。
✔︎転職のスピード感
- 書類選考 1~2週間
- 一次面接 1~2週間
- 筆記テスト 1週間以内
- 二時面接 1~2週間
- 内定
→1.5~2ヶ月で内定。あっという間です。
※選考内容は企業によって様々です。
書類通過後は面接の方に力を入れたいですし、筆記試験の対策する時間がなかなか取りにくくなってきます。

仕事しながらアレコレ対策考えて・・。結構負担大きいです。筆記だけでも先に対策が出来ていれば本当に楽だったと思う。
筆記対策は転職を考え始めたら最初に手をつけるくらい、早めに準備しておくことをオススメします。やっておいて損はありません。
自信のない方はまずは冒頭で紹介した2冊から始めてみてくだい。
30歳で転職しました。意外とヤバかったのがSPI。実際にやった対策をもとに本当に役に立った対策本を紹介します。