「WEB面接の準備って何したらいいの?」
「面接の流れってどんな感じなんだろう・・」
✔︎この記事の内容
コロナ禍が落ち着いてきましたが、まだまだ実施されているWEB面接。
遠隔地から参加できるのでお互いにスケジュール調整しやす、これからも定着していきそうな気配。
ですが対面での面接しか経験のない転職者にとっては、ちょっと心配になるもの。

仕事でWEB会議やっているけど、面接となるとどうなるのか
この記事では30代で転職した私の経験をもとに、WEB面接の準備するべき内容をまとめていきます。
私の転職経験
30代で中堅メーカーから大手メーカーへ転職。転職活動中は大手中心に応募しており、その経験を元に執筆しています。
転職面接での一般的な準備内容
WEBの場合でも面接の中身についての対策は対面の場合と同じです。
✔︎一般的な転職面接の準備内容
自分のこれまでの業務経験から、何ができてどんな実績があるかを整理し、上手く伝えるための練習が一番重要。
キャリア採用の場合、年次によってはマネジメント力も要求されます。
チーム管理や後輩の育成経験などもアピールポイントとなりますので語れるエピソードを準備しておきましょう。

自分にとって普通でも、別の人からみたら立派なスキルになることもある。客観的に事実を並べていくのがポイント
辞める理由は転職によって解決したいこと
企業は「すぐに辞めないか」という心配があり、現在の会社を辞める理由にはどうしても注目されます。
納得できる理由と、転職によって解決できる見込みがあるかが重要です。
転職理由
- 待遇を改善したい(給与、勤務時間)
- 地元にリターンしたい
- 業界の縮小などで将来が不安
説得力があれば必ずしもポジティブな理由でなくてもいいけど、言い方を注意したい理由もある。
注意が必要な理由
- 対人関係で辞める
企業は様々な人がいる中で業務を遂行できる人材を求めているので、対人関係スキルは必須と見ている場合が多い。
会社を辞める理由が他にないか考えて説明の切り口を選んだ方が良さそうです。

「入社してもすぐにやめないか?」に自問自答してみるといい答えが見つかるかも
転職面接では白々しい回答は見透かされる
例えば新卒採用の場で見られる「御社の社風に惹かれました!」という定番の回答。
社会経験の少ない学生なら可愛げもありますが、それなりに現実を知っているキャリアが言っても白々しいだけ。
私の経験的にも、本音でどうしたいのかを聞いてそこから能力を見極めたいとの雰囲気を感じる場面が多々ありました。

人事部相手ならまだいいけど実務上の管理者が面接相手の場合はとくに
上面の回答ではなく、本音で話をした方がお互いのためになりますし誠意が伝わるように思います。
WEB面接ならではの特徴
対面とは違うWEB面接ならではの特長があるので私の経験をもとに感じたことをまとめます。
✔︎WEBならではの特徴
- かしこまった感じになりにくい
- 空気感が伝わりにくい
- 間を取りやすい
- 服装はスーツが無難
- スマホよりPCがおすすめ
ざっと見て想像通りな感じかもしれません。

メリットもある反面注意が必要なことも。詳細説明します
かしこまった感じになりにくい
普通の面接だと面接室で背筋を伸ばして緊張感のあるものですが、WEBは一味違います。
大抵の場合はお互いの接続確認から入るため、なんだかふわっと始まります。

もしもし、聞こえてますでしょうかー?

もしもし、聞こえておりますー。よろしくお願いしまーす。
接続確認という共同作業から入るので、自然とアイスブレイクができ緊張感はかなり和らぎます。
なんとなく最初のやり取りの中で相手の人柄なども見えるので心の準備がしやすいのも嬉しいところ。
対面よりもカジュアルになりやすいのがWEBの特長の一つです。
空気感が伝わりにくい
音声通話とビデオだとどうしても現地の空気感が伝わりにくいです
ちょっとした間だったり目配せから察せる情報が少ない。
相手のリアクションを見ながら話を進めていくのが難しい反面、悪いリアクションにも気が付かないのはいいところかも
全体的には落ち着いて自分のペースで話しやすい点でメリットの方が大きいと感じます。
この辺は感じ方に個人差があるところ。

私は相手のペースに合わせがちな性格なので、WEBの距離感の方が自分を出せてやりやすかった
間を取りやすい
上記のように心理的に落ち着いて間を取りやすいのもありますが、ちょっと間を取りたい時にWEBならではの方法があります。
WEBならではの間の取り方
WEB会議を行う人なら経験があると思いますが、通信環境が良くなく音声や映像が途切れることが結構な頻度であります。
これを利用して、「音声が聞こえにくいのでもう一度お願いできますか?」と自然に時間を作ることが可能。

ちょっと自分のペースと合わないと思ったらこれで時間を作ってました
似たような方法ですが、パソコン側のトラブルを装うなども使えるので、1つくらい咄嗟に出せる時間稼ぎを持っておくと良いです。
ただしあまりやりすぎると怪しまれると思うので1,2回程度にしておいたほうが無難。
服装はスーツが無難
どうせ画面上では上半身しか映らないから、上だけちゃんとしていればオッケーと考えているならばちょっと甘いかも。
意図せず何が起こるかわからないので万全を期していた方が良いです。
こんなトラブルがあるかも
WEB面接の黎明期には意地悪な面接官が面接者を立たせて服装チェックしていたなんて噂もあります。(今はそんなことないはず)

何があるかわからないので手を抜かずに準備しておこう
逆に画面越しで細かいところはわからないので、シャツに多少皺があったりは問題ないです。
少なくとも見られておやっ?と思われる服装はやめておきましょう。
スマホよりPCがおすすめ
WEB面接はスマホからでも参加できますが、pcがあるならpcから参加することをお勧めします。
PCの方が良い理由
- 画面が大きくて相手をみやすい
- スマホだと目線の動きが大きく違和感を与えやすい
理由の一つは単純に画面が大きく相手の様子を見やすいこと。
ただでさえ向こうの感触が伝わりにくいので小さい画面ではさらに辛いはず。
場合によって資料などが映される場合内容が見えない可能性もあります。
もう一つの理由は、スマホを使った方がカメラと画面と顔の距離が近くなり、視線の動きが大きく映ります。
相手からするとキョロキョロしているように見られ落ち着きのない印象になりかねません。

私の後輩がそれでカンペを疑われたと言っていました
どうしてもスマホを使用する場合は不必要に目線を動かさないように意識した方がよいです。
WEB面接の流れ
ここからは実際のWEB面接の準備から当日までの流れを紹介して行きます。
もちろん企業によってまちまちですが、私が転職活動をする中では大体このパターンでした。
✔︎WEB面接の流れ

実際に面接の予定が入る前にイメージできておくといいかも
面接の案内が送られてくる
書類選考を通過、面接の日程が決まると先方から面接案内と接続先のリンクが送られてきます。
案内には面接官の所属(直属の上司となる人か人事部かなど)や、面接に使用する通話アプリや接続確認の資料などが添付されていることもあります。

丁寧な会社だと事前に接続確認だけ行なったりもしたよ
通話はTeamsやZoomなどを使用することが多いので、インストールが済んでいない場合はこのタイミングで準備しておきます。
基本的な使い方を調べておいて当日困ることのないようにしておきたいところ。
カメラの写りは事前に確認しておく
後ほど詳細書きますが、特にメガネをかけている人は証明がメガネに反射しやすい問題があります。別途証明が必要な場合もあり早めに確認しよう。
当日になったらリンクから接続する
面接当日は上記のようにスーツなどに着替えて時間を待ちます。
面接開始の3分前くらいになったらリンクに接続して相手側が参加する(接続許可する)のを待ちます。

接続してからは離席できないので事前準備をしっかり
相手が参加すると通話が始まるので油断せずに待ちましょう。
相手側と接続確認する
通話が始まったら、まずはお互いの接続が問題ないかの確認をします。
確認すること
- 相手の音声、ビデオが見聞きできる
- 音量が小さすぎないか
外部のマイクやオーディオ機器を使用しているとデバイスの設定によっては聞こえない場合があるので、この辺りの設定も事前に確認しておきたい。
カメラの位置や音量調整などもこのタイミングで行っておきます。
面接スタート
お互いの接続確認が出来たら、改めて仕切り直して面接スタート。
まずは自己紹介から、面接の中身は対面と変わりません。

落ち着いて自分を語れば大丈夫!
相手の声が聞こえにくかったり、接続に問題がある場合は遠慮なく伝えてオッケー。
WEB面接に接続トラブルはつきものなので、鬱陶しく思われない程度に注文するのは問題ありません。
面接が終わったらアプリを閉じて終了
終わり方もどことなくふんわりしているのがWEB面接の特長。(というより通話アプリの特長)
なんとなく接続を切るタイミングこれで良かったんか?と思いますがそんなものなので問題なし。
相手から接続切るのを待つ必要はありません。自然な形でこちらから切ってOK。

普通にWEB会議を終わる感じで切ればOK
面接が終了したら結果を待ちつつ、他社の選考準備を進めましょう。
事前準備・カメラ写りの確認
zoomやteamsにはカメラの映り方を確認できる機能があるので、事前に確認調整は絶対にしておくべきです。
写り方ひとつで印象が大きく変わることもあり、マイナス要素を一つでも取り除きたいなら対策しておきたいところ。
特に注意が必要なパターン
- 照明を持っていない
- メガネをかけている
- 部屋が散らかっている・映したくない
ここかなり重要ポイントなのでまた一つずつ解説します。
照明を持っていない場合
部屋の環境にもよりますが、ビデオ通話の場合照明が上手く当たらずに顔が暗くなりがち。
表情が暗いとそれだけで印象が悪くなるので、是非とも改善したいところ。
改善方法
- スタンドライトを当ててみる
- 自撮り用の証明を準備する
デスクで使っているスタンドライトがあればまず、まずはそれで改善できないか試すのが良いでしょう。
ポイントとしては少し話した位置から全体的に照らすようにすること。

私もスタンドライトで何とかしました。(詳細は下記)
上手くいかない場合には、配信などで使うリング照明が数千円で買えるので試してみてもいいかも。

メガネをかけている場合
特にメガネは照明やパソコンの画面の明かりなどを反射してしまうので要注意。
照明の置き方の工夫でなんとかなる場合もありますが結構難しい。
改善方法
- 照明を間接光にする
- できるだけ遠くから光を当てる
イメージとしてはできるだけふわっと全体を明るくすると反射せずに明るくしやすくなります。
そのために光を直接当てずに壁などで反射させたり、遠くから照らしたりすることが有効。

私もメガネで結構苦労した。コピー用紙をレフ板代わりにしてスタンドライトを間接照明化させて何とかなった
あまり大袈裟になってもしょうがないですが、レフ板を使ってライトの当て方を工夫するか、
照明を遠くから当てるようにすると改善しやすいと思います。

部屋が散らかっている・映したくない
teamsやzoomには自動で背景を認識して背景画像を写したり、ぼかしたりする機能があるのでこれを使いたいところですが、
ときどき自動認識がずれて元の背景が映り込んだりするので、やはり片付けておいたほうが無難。

引くほど汚いとかじゃなければ問題ないと思うけどね
少なくともカメラの映る範囲内は綺麗にしておくくらいの準備はしておいたほうが良いかも。
まとめ【WEBならではの準備がいろいろ】
転職活動におけるWEB面接の準備についてまとめてきました。
✔︎WEB面接の準備
WEB面接は日程の融通が利きやすかったり、雰囲気がゆるくなりがちだったり嬉しいことがあります。
反面、接続やカメラ写りなどの調整に慣れていないと、人物評価以外のところで躓く可能性があるのが怖いところ。

意外とちょっとしたところで評価が変わったりするからね
つまらないところで減点されないようにしっかり準備し、用意周到さをアピールしていきましょう。
転職でWEB面接受けまくった経験からやっておきたい対策をまとめます