「バイクに乗りたいな~でもお金ないよなぁ・・」
「放置されているバイクもらえたりしないかな・・」
✔︎この記事の内容
- 放置バイクを譲ってもらった話
- 放置バイクが多い理由
- 個人間での譲渡手続き方法
私がバイクに乗りたいと思ったのは社会人2年目のとき。
同僚にバイク乗りがいたこともあって興味が湧いたのがきっかけですが、当時一番の悩みはバイクの購入費用。
中古でも安心して乗れるクラスになると20~30万円は掛かってきます。
あるときそんな話を会社でしていたら、なんと先輩からバイクを譲ってもらえることに。晴れてバイク乗りになることができました。
バイク界隈に多少なりとも入ってからわかったのですが、もう乗らないのに手元にバイクを残している人が想像以上に多いんです。
今回はそんな人の心理と、もしも譲ってもらえた場合の手続き方法などをまとめて紹介します。
目次
譲ってもらったバイク YAMAHA XT250X
(出典:Y’sGEAR)
最初にちょっとだけ、今回譲っていただいたバイクの紹介です。
譲っていただいたバイクはYAMAHAのXT250X。
250ccの単気筒で、オフロード車のセローを街乗り用にアレンジしたようなバイク。(現在は廃番になっているようです。)
走行距離は1万キロほどで、見た目も大きな傷凹みなくきれいな状態でしたが、放置されていたため、もらった時点では動かず。
近所のバイク屋さんで1万円くらいで修理してもらいました。(主にキャブ清掃)
本体が軽くて取り回しが楽、パワーは大きくありませんがトコトコとマイペースに走るのが楽しいバイクです。
ここからは、バイク界隈に入ってわかった「バイクを乗らなくなった、放置してある理由」について解説します。
もう乗らない”放置バイク”が多い理由
「不要なバイク引き取ります!」というcmを耳にしたことはないでしょうか。
毎日のようにCMを見るくらい世の中には乗らなくなって放置されているバイクが多いんです。
通勤通学途中や近所などに置きっぱなしのバイクや、カバーがかけられたままのバイクなど心当たりがありませんか?
バイクにとっては可哀想ですが、放置されているのにも理由があります。
✔︎バイクが放置されている理由
- 壊れていて動かない
- 家族ができた
- 仕事が忙しくなった
だいたいこんな理由が多いと思います。
一つずつ深堀して説明していきます。
理由1 壊れていて動かない
バイクは定期的なメンテナンスが欠かせないもので、乗らないとすぐに調子が悪くなります。
とくに冬場などバイクのシーズンオフ中に長期間動かさないでいると、バッテリーがダメになったり、ガソリンが劣化したりしてエンジンすらかからない状態になることもあります。
故障してしまったら直すしかありませんが、修理するにも時間もお金もかかるので、ついつい「後でやろう」と思ったきりそのまま・・・、というパターンになりがち。
いつか直して乗りたいけどちょっと面倒・・・。そんな人が多いんです。
理由2 家族ができた
バイクは生身で運転するものなので自動車に比べると危険な乗り物です。
転んだり、万が一自動車に追突でもされたら大怪我をするどころか、最悪の場合死ぬこともあります。
「バイクはバカにしか乗れない」と言われるほどリスクの高い乗り物なんです。
痛い目を見るのが自分一人だけならば「自分がバカをみる」だけで済みますが、家族や守るべき人ができるとそうもいきません。
働いて家族を養う責任がある以上、バイクのような危険な乗り物に安易と乗れなくなってしまうのです。
家族ができてからバイクに乗ってない。というパターンもかなり居ます。
理由3 仕事が忙しくなった
バイクって気軽なイメージがありませんか?
リュック一つで目的地も決めずにツーリング、なんて素敵ですよね。
でも実際にツーリングを楽しもうと思うと事前にコースや荷物の準備が必要です。
✔︎ツーリングの準備
- 目的地を決める
- 天候を考慮して日にちを決める
- ルートを決める
- 荷物の準備をする
ツーリングはバイクを使った日帰り旅行ですので、「いくぞ」と気合を入れないと結構億劫だったりします。
当日も天候に気を使ったりと何かと消耗したりと、楽しいだけでなく大変な面もあるんですよね。
仕事などが忙しくなってくると、バイクから離れがちです。
もう乗らないのにバイクを手放さない理由
では、もう乗らないバイクをどうして手放さないのでしょうか。
理由は簡単で、自分のバイクに愛着があるからです。
バイクを運転していると、エンジンの振動や匂いなどが身に染みこんで、自分のバイクの状態が感覚的に分かってきます。
自分でメンテナンスや改造をされる方なら尚更のこと、乗らなくなったからと簡単に手放せるものではありません。
もう乗らないし邪魔なんだけど手放すのは寂しい。バイカーはこのジレンマを持っているんです。
身近な人に乗ってもらいたい心理
今回私にバイクを譲ってくださった方も言っていたことですが、
「バイクショップに売るよりも、身近な人に乗ってもらいたい」と思われる方も少なくないそうです。
知らないところへ行ってしまうよりも、所在がわかっていたほうが気持ちが楽ですよね。
もしかしかたら、あなたの先輩や御近所の方などでそのように考えている方が居れば、バイクを譲ってもらえるチャンスです。
それとなく聞いてみると思いもよらない可能性があるかもしれませんよ。
個人間で譲渡するときの手続き方法
バイクを個人間で譲渡するときには、名義変更の手続きが必要となります。
名義変更はバイクを新しく受け取る側の地域管轄の陸運局で手続きを行います。
名義変更の手続きは提出する書類が多くとても大変ですが、一人でできないこともありません。わたしも自分で行いました。
時間がなかったり、難しくてわからない。という場合には名義変更の代行サービスもあります。
まずは書類が全て揃っているかを確認します。
✔︎旧所有者が用意する書類など
- 軽自動車届出済証
- ナンバープレート(管轄変更になる場合)
- 軽自動車届出済証返納届(旧車両番号用 管轄変更(ナンバー変更)になる場合)
…旧所有者、使用者の押印が必要 - 譲渡証明書(旧所有者の署名捺印のあるもの)
- 自賠責保険証明書(有効期限が残っている場合)
- 軽自動車届出済証記入申請書(管轄変更(ナンバー変更)がない場合)
…新所有者、使用者の押印が必要 - 軽自動車届出書(新車両番号用 管轄変更(ナンバー変更)になる場合に必要)
- 住民票(新所有者の発行日から3ヵ月以内のもの)
- 自動車損害賠償責任保険証書(保険期間があるもの)
- 軽自動車税申告書
- 印鑑(新所有者のもので認印可)
(必要書類出典:チューリッヒ保険会社)
ネット上で個人間売買をするときにもトラブルになりがちですが、身近な人からの譲渡であればこの点もお互いに安心ですね。
手続きの注意事項 旧所有者の税止め
上記の書類を揃えて陸運局に提出すれば完了です。
名義変更が無事終わって一安心。ですが、もう一つ忘れてはならない最後の手続きがあります。
バイクは税金がかかりますが、旧所有者への税金止めを旧所有者の住む自治体に申告しなければなりません。
自治体はバイクの名義が変更されたことがわからないでの、申告しないと旧所有者へ納税通知書が届いてしまいます。
ここまでやって完了です。
免許とるなら合宿でサクッと
(出典:合宿免許受付センター)
せっかくバイクを手に入れても免許がなければ乗れません。
私はバイクをいただけると分かったその週に教習所の申込を行いましたが、混み合っていた時期らしく教習を受けられない待ち状態。
教習が始まってからも思うように授業を入れられずに、結局免許を取ろうと思ってから4ヶ月以上もかかってしまいました・・。
このような悲しいことになりかねませんので、免許をとるならば合宿で超短期間でとってしまったほうがオススメです。最短7〜9日で取得できます。
合宿免許については、合宿免許受付センターが各地域の教習所をまとめてチェックできるので良さそうです。
早割、グループ割、学割など最大13000円も安くなるお得なプランもあるようなのでチェックしてみてくださいね。
あとがき
バイクで風をきって走るのって本当に気持ちがいいです。
✔︎バイクってこんなに魅力
- 山、海どこにでもいける
- 一人でも仲間とでも楽しい
- バイクいじりも楽しい
- キャンプツーリングもやってみたい
YouTubeの影響などで若い人たちも増えてきているように感じますよね。
この記事で紹介したように、自分では買えなくても不要なバイクなら譲ってもらえるかもしれません。
それとなく先輩や上司に聞いてみてはいかがでしょうか。
もしかしたら譲ってもらえるかもしれませんよ。