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keychron k8茶軸は静音化カスタマイズでどこまで静かになるか




「メカニカルキーボードを静かにしたい」
「ルブとか静音化リングって効果あるの?」

keychron k8茶軸モデルをルブと静音リングで静音化カスタマイズ。結果めっちゃ静かになりました

✔︎この記事の内容

  • メカニカルキーボードの静音化方法
  • keychron k8で実際に試してみた結果
  • キースイッチを取り外さずにルブする方法

家での作業用に使用しているkeychron k8茶軸モデル。

タクタイルスイッチのカタカタという気持ちい打鍵感が気に入っていますが、子供が寝静まった後の作業はちょっとうるさくて気をつかう状況でした。

そんな中職場用に購入した、keychron k8 Pro静音赤軸モデルがものすっごく静かで、茶軸モデルも静音化カスタマイズで静かにできるのでは?と思うように。

keychronの静音モデルは市販品ではトップクラスに静か。オフィスで使っても全く気にならない

そこで今回、keychron k8茶軸モデルにスイッチルブと静音リングの改造を行ってみたので、実際に行った手順や道具を紹介しながら、どのくらい静かになったかレビューしていきます。

今回使用したキーボード

keychron k8の茶軸モデル(Gateron)。近年人気のキークロン、私もヨドバシで試し打ちして打鍵の心地よさに一発でファンになりました。

今回のモデルはJIS配列、茶軸のスワップなしモデルです。※リンクはUS配列です。




今回実施した静音化カスタマイズ

今回使用した静音化アイテムたち

早速ですが、今回k8茶軸に実施した静音化改造はこちら。

✔︎今回実施した静音化内容

  • ルブ塗布
  • 静音リング取り付け

どちらも定番の静音化カスタマイズです。こう言ったカスタマイズを行うのは始めてだったのでどこまで変化があるか楽しみ。

事前にyoutubeで予習ばっちり

ちなみ作業時間としてはルブ塗布と静音リング取り付け合わせて1時間くらいでした。

それでは一つずつ実際の様子を合わせて細かく紹介していきます。

ルブ塗布

ルブとは潤滑剤のこと。メカニカルキーボードはその名の通り機械的な動作を行う構造なので、部品同士の摺動箇所に潤滑剤をさすことで機械音を低減させる効果があります。

✔︎ルブの塗布方法

  • キーキャップを外す
  • キーを押しながら四隅に潤滑剤を点滴する
  • 潤滑剤が馴染むまで数回スイッチを押す
  • 余分な潤滑剤を拭き取る

ルブの方法は色々あり、一般的にはスイッチを分解した上で刷毛などで塗る方法が多いと思います。

しかしスイッチを一つずつ分解・潤滑塗布していくのがかなりの手間になるうえ、私のキーボードはホットスワップ未対応(基盤にスイッチが半田付け)。

キースイッチを取り外すのも大仕事だったのでスイッチをつけたまま行う点滴方法で行いました。

スイッチを外さずに行う方法は十分に潤滑剤が行き渡らなかったり、余分に入りすぎたりするので分解法の方がいいと言われている

スイッチを外さずに点滴するうえで、先端の細まったタイプの潤滑剤があるのでこれがおすすめ。今回はSUPER LUBEのペンタイプのものを使用しました。

手順1 キーキャップを外す

ルブを行うためにはまずスイッチが剥き出しの状態にしなければなりません。とりあえずキーキャップを外します。

キーキャップを外したところ

キーキャップは専用のキープラーなどで引っこ抜けば簡単に外れるのでどんどん外していきます。

静音化前後の比較のために右側の一部分だけ残してるけど、最終的に全部やりました

キープラーはキーボードのおまけでもついてきますが、amazonなどで500円くらいで買えるので持っていない人は一つ持っておくと何かと便利です。ケチって変なやり方で作業すると最悪スイッチを軸を折る可能性もあるので注意。

手順2 キースイッチに潤滑剤をさす

スイッチにルブ塗布しているところ

潤滑材の先端が注射器のように細くなっているので、つまようじなどでスイッチを押しながら、軸とスイッチの隙間に流すように四隅に1滴ずつ点滴していきます。

少量でも結構しっかり効果があります。逆に注入しすぎると内部で液だまりができて不具合にもとになりそうなので少な目意識するくらいでいいかも。

透明なケースだと横からみたときに潤滑剤が浸透しているのがみられるよ

また、スペースキーなどのスタビライザーにも可動部分に潤滑剤を足していきます。

スタビライザーにも届く範囲でルブ点滴

すべてのスイッチとスタビライザーに潤滑剤を注入できたらルブ差しは完了!。

今回準備したSUPER LUBEは7mlしか容量がありませんが、テンキーレス仕様のキーボードをまるまる全体ルブしても半分くらいのこっていたので。おそらくこれ一本でフルサイズキーボードも対応できそう。

手順3 数回スイッチを動かし馴染ませる

点滴したら、爪楊枝でスイッチを数回上下に動かし潤滑剤を馴染ませます。

もとのスイッチによってはこの時点でスムーズに動いていることがわかるはず。

軸の擦れる音が軽減される。ここでは微妙な差だけど打鍵音に大きく影響してくる

この時点で他のスイッチとくらべて擦れ感のあるスイッチがあれば、追加でルブするなど対応をとります。

手順4 余分な潤滑剤を拭き取る

スイッチの上部分にはみ出た潤滑剤をティッシュなどで拭き取っていきます。

潤滑剤部分にホコリなどが溜まって汚れなどの原因になる可能性があるので、できるだけ綺麗に除去するのがポイント。

あまった潤滑剤が他の部分に飛んでも汚れなどの原因になるのでしっかり拭き取ろう

ちなみにスイッチをはめる十字軸周りは綿棒などがあると作業しやすいです。

ルブだけならば、清掃が完了した時点でキーキャップをもどすのですが、今回は静音リングの取り付けがあるのでそちらも実施していきます。

静音リングの取り付け

静音リングとはキーキャップの軸部分にクッション性の高いリングをはめることで、打鍵時の底打ち音を吸収するもの。

単純な仕組みで取り付けが簡単なのがメリット。とりあえず何か静音化カスタマイズしてみたいならばこれがおすすめ。

✔︎静音リングの取り付け方

  • キーキャップを外す
  • キーキャップ裏面の軸にリングをはめる
  • とくに静音したい箇所にはリングを2個とりつける

とっても簡単でリング自体も安い(500円くらい)ので何かやってみたい人におすすめ

取り付け方法

ピンセットをつかってリングの取り付け

リングが取り付けられればなんでもOK。キーキャップの中は狭く地味に作業しにくいので、ピンセットを使って押し込んであげるとやりやすいです。

一つ一つすべてのキーキャップにリングをはめていくだけ。

静かになったキーボードを想像しながら地道に作業していこう

静音リングが取り付けられたら、キーボードにはめこんで完了。

リングを取り付けたキャップを戻していく

このとき戻しながら打鍵を確認していき、底打ち音が大きな箇所があればリングを足すことで改善ができる。

とくに静音したい箇所はリングを二重に

静音リングを二重にしたところ

リングの取り付け位置によっては、スイッチの底打ち時にクッションの効果を果たせずに静音効果が得られない場合があります。

そんな場合はリングを二重にすることで確実にクッションを効かせることが可能。

とくにエンターキーやスペースなど重たいところは二重がいいかも

今回は、静音化の様子を見ながらエンターキーと左シフトキーをリング二重にしています。このへんはお好みで。

keychron k8静音化の効果

以上の静音化カスタマイズを実施したkeychron k8茶軸。結果としてかなりの静音化することができました。

✔︎keychron静音化の結果

  • カタカタ音がコトコト音に変化
  • 上品で滑らかな打鍵感
  • 夜でも作業がしやすい!

目的の静音化も果たすことができ、打鍵感まで向上したことで全体的に大満足な結果になりました。

イメージ通りの仕上がりになってよかった!

体感的には3割くらい静かになったイメージ。もともとがタクタイルの茶軸スイッチでそれなりの音があったので、比べるとかなり静かになったと感じます。

カタカタ音がコトコト音に変化

もともとの打鍵音はカタカタという高く尖った音が出ていましたが、ルブと静音リングによって、コトコトと角の取れた落ち着いた音に変化しました。

打鍵音の耳障りな部分がごっそりとれて、マイルドで響きにくい音になったことでかなり静かになった印象。

このあたりはルブがかなり効いていそうな印象

比較用に残しておいた未改造スイッチと比べるとキーを押したときの擦れ音も大幅に改善されていてルブの効果を実感。

小さな擦れ音でもタイピング時には結構うるさく聞こえていたことがわかります。

上品で滑らかな打鍵感

また打鍵感としては、もともとの軽快なタクタイル感からタクタイル感は残りつつも若干重くしっとりした感じに変化。

抵抗感がちょっと増すので好みはありそうですが、個人的にはしっとりとした静音化改造後の方が好き。

よく言えば上品で滑らかな感じ

ルブのおかげで擦れ音もなく滑らかに動作するので、ぬるぬると気持ちのいいタイピングになりました。

夜でも作業がしやすい

カスタマイズによってかなり静音化することができたので、子供が寝静まった夜間でも作業がしやすくなりました。

今まで夜はキーボードを外してノートパソコンのパンタグラフをペチペチ打っていたので、夜間作業が快適に。

この記事もみんな寝たあとに静音化keychronで書いてます

自分で改造したキーボードということで愛着も湧いて、keychron k8で作業するのが今まで以上に楽しくなった気がします。

まとめ【キーボード静音化で作業快適にできる!】

以上、keychron k8茶軸モデルを静音化カスタマイズした様子をまとめてきました。

✔︎keychron k8静音化のまとめ

  • ルブと静音リングで静音化可能
  • カタカタ音がコトコト音になり響きにくくなる
  • しっとり滑らかな打鍵感
  • 夜間でも作業ができるくらいに静音化できる!

ルブ塗布と静音リングの定番カスタマイズでしたが、効果はばっちり。

とくに今回スイッチを外さないルブ方法を試してみましたが、簡単に作業できてしっかり効果が得ることができました。

1時間ほどの作業でかなり快適になるのでやってみる価値は十分にあります。

不具合が出ないかだけ今後要チェック。(何かあればこの記事に追記します)

悩みだったキーボードの騒音で夜間作業ができなかった問題も解決できて、もう大満足の結果になりました。

キーボードの静音化を考えているならぜひお試しを。